写真は昨日の朝食後のノドの様子です。
食べたものが縫合部につまって膨らんでいます。正月は餅をつまらせました。
私は2015年4月に食道を全摘し、胃の上部3分の1を切除して残った胃を引っ張り上げてノドに繋いで胃管として元々あった食道の代用にしています。
このつなぎ目が左鎖骨の上にあります。術後1年ぐらいはちょっと腫れる程度だったのですが、最近やたら膨らむようになってきました。
元々が胃袋だから伸びるんでしょうね。ノドの皮膚の上から触ってみると焼鳥の鶏皮のようにブツブツがあるのがわかります。
それにねじれて繋がっているようで膨らむと気道を圧迫するのか息苦しくなります。
しょっちゅう首を斜めに振って胃だか腸にたまった空気を抜いてやります。この時に「ゴボッゴボッ」と大きな音が出て家族に嫌がられています。
同じような手術をされた方はどんなもんでしょうか。
食道がんの手術で外科医の腕の見せ所はノドと胃を繋ぐところだけだったが自動縫合器が登場してからはどんなベテランのゴットハンドもこの縫合機にかなわなくなった、といったことを以前読んだ本に出ていました。
ところが、私の主治医は「ボクは自動縫合機は使いません。手縫いでやります」とちょっとドヤ顔で説明してくれました。
そう言われれば患者としては、「先生、それはスゴイですね。」「私は剣道をやってますが剣道の防具もミシン縫いより手刺しの方が倍の値段します。いやありがたいことです」と言うしかありません。
もちろん、今でも感謝の気持ちにかわりはないのですが「こう詰まるのは手縫いのせいなんじゃないの?」とちょっとばかり思っています。
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