ある日、某地下鉄駅を歩いていると、どうやら相当体調が悪い(飲酒)おじさんが
苦しそうにカバンの上でへこたれかけていました。私はドア一つ離れた隣の車両に
避難しましたが、駅出発後どうやら嘔吐されたようで、大変な騒ぎになっていました。
お酒にも限度が必要だと思います。
アスペルガー症候群を中心とするASD(自閉症スペクトラム)の方にとって、自分自身
の体調を管理するのはけっこう骨が折れます。(骨折ではありません・念のため)
というのも、自分自身の「感情」を表現するのが苦手な方にとっては、「体調が”少し”
ヘンだなというだけでは脳内のアラームが作動しないことが多く、なんとなく違和感を
感じつつ(あるいは感じないで)生活します。
で、そこそこ症状が悪化すれば、朝突然起きることが困難になります。この状態を
「鉛様麻痺(えんようまひ)」と呼ぶ方もいらっしゃいますが、発達障害を抱えるカウンセラー
さんにカウンセリングを受けた場合、このアラームがクライエントさんにも起動しない
ケースがあります。ご注意の上ピアカウンセリングを受けてくださいね。
OTさん(30歳)のご自慢です。
『私は結婚して5年になるのですが、夫が家事を手伝ってくれないのが唯一の悩みです。
帰ってくるのはいつも深夜だし、土日はいつまでも寝ています。私は専業主婦なので、
家事はしっかりしていますし、内緒ですが、どうやら魔法が使えるようです。というのも、
冷蔵庫の野菜やお米、牛乳などを一度も切らしたことがありません。朝になると、なぜか
冷蔵庫がいっぱいになっているのです』
素敵な魔法使いさん、ワタシモホシイデス・・・。