やっとこの本!
遅すぎる…(笑)
火花 (文春文庫)
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お笑い芸人の主人公徳永と、その先輩である天才肌の神谷さんの
関わりのストーリー。
お笑い芸人たちの苦悩が凝縮されているように感じ、
読んでいて辛いところもありました。
特に、渋谷の鉄板焼き屋でお笑いライブの打ち上げをやった時
周りは盛り上がっているんだけど、徳永が
「自分の存在が水を差さないか怖かった。」
「僕は全ての輪から放り出され、座席でも通路でもない、名称のついていない場所で一人立ち尽くしていた。僕は何なのだろう。」
というくだりがあって
めっちゃ共感してしまいました。
大勢の中でこそ、より一層深い孤独を感じてしまうことがあるので
そういう感覚を、文章で読めるということが嬉しかったです。
もっと早く読めばよかった&ちょっと短くないか?
もう少し続き、読みたかったよー
他の人の本で、この作品を
「私には読む必要のない本だと思ったからすぐに読むのをやめた」
とか書いてあって
久しぶりに本を読んでイラつきましたが(笑)
この本で復活です
純文学なんだけど読みやすく、ところどころ笑えます。
お笑いのくだりを読めるのは、ちょっと得した気分
よろしくお願いいたします(^^♪