まだ読んでいなかったこの作品…。
蚊がいる (角川文庫)
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穂村弘さんのエッセイです。
この作品は生きる上でしなきゃいけないことや、みんな、なんでもなくやり遂げていることができない、ある種の生きにくさを抱えている人を救ってくれる本かも。
巻末には又吉直樹さんとの対談も収録されているのですが
そこに、
咄嗟に怒ることができる人というのは、
世界や人間に対する信頼感を持っていて、少なくとも相手が自分と同質、っていう感覚がないとできない、
すごく深いところで他者を恐れているとそれができない
と書かれていました。
わーかーるーー…。
私も咄嗟に怒ることができないし、テーブルをはさんで会話してて、相手に足を踏まれてもテーブルのふりをするし
何でもないことのようにその出来事をスルーして過ごすことが多いので、
共感の多い本となりました…
悲しいけど(笑)
なんか指摘していいのかな?っていう気持ちになりますし、この本にも書かれていましたが
「確信が持てない」
というのが一番近い感情です。
言っていいかどうか、確信が持てない。
面白いけど、読み進めるのがちょっと辛かったなーー
でも、新しい自分を発見したというか、
言語化されて安心する、ということが多かったので、
自分の心が成長するのに必要な本ではあるか…も…??
もう少ししたら、もう一回読んでみようと思います
そのころには何か、確信が持てているかも。
生きることに、様々な自分の感情に。
そして、相手も人間だということに。
よろしくおねがいいたします(^^♪