4回にわたり、ご紹介しました

 

パリ近郊の町 サン・ジェルマン・アン・レー 

 

今回が最終回となります。

 

町の人気パン屋さん

 

「La Gerbe d’Or(ラ・ジェルブ・ドール)」

 

で、腹ごしらえをした我々夫婦は

 

フランスのナビ派の画家

 

モーリス・ドニの自宅兼

 

アトリエを改装した

 

Musée Départemental Maurice Denis

 

(モーリス・ドニ美術館)を訪れました。

 

Maurice Denis, L'echelle dans le feuillage

 

もともとはルイ14世に、寵愛された

 

モンテスパン侯爵夫人が設立した

 

施療院であった建物を1914年に、

 

モーリス・ドニが買い取りました。

 

 

ドニはこの館を「Le Prieuré

 

(ル・プリウレ = 小修道院)」と呼び、

 

パリのシャンゼリゼ劇場の設計で、

 

知られる建築家オーギュスト・ペレに、

 

荒廃した建物の修復を依頼しました。

 

1909年「弓をひくヘラクレス」

 

前庭から裏庭にかけて、

 

アントワーヌ・ブールデルの作品が

 

「アルザスの聖母子」

 

設置されています。

 

(パリのブルーデル美術館の記事はこちら

 

 

こちらは家族と共に移り住んだドニが

 

創作活動に没頭したアトリエです。

 

 

美術館にはモーリス・ドニをはじめ、

 

ナビ派の創始者とされる

 

ポール・セリュジエやその他の

 

メンバーの作品が展示されています。

 

「ナビ」とはヘブライ語の「預言者」

 

という意味で、自分たちが

 

新しい表現の形を作り出すという

 

意味を込めて、結成したそうです。

 

Maurice Denis, Régates à Perros-Guirec

 

(下) Charles Filiger, Christ au tombeau

 

Maurice Denis, Portrait de Madame Ranson au chat

 

Paul-Elie Ranson, Cinq femmes à la récolte

 

 

また、美術館の見所の

 

ひとつとなっているのが、

 

フラスコ画やステンドグラスで、

 

飾られた礼拝堂です。

 

 

敬虔なキリスト教徒であった

 

ドニが建築家 オーギュスト・ペレや

 

多くの芸術家の協力を得て、

 

自ら設計しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、2階はドニ邸の

 

上級な暮らしぶりが

 

 

垣間見れるような空間が

 

広がっています。

 

 

Maurice Denis, Princesse Dans La Tour 

 

 

 

 

 

 

 

最後にこんなお茶目な猫さんも。

 

作家の住居兼アトリエを

 

改装した邸宅美術館は

 

作家の息吹が感じられるようで、

 

やはり、素晴らしいですね。

 

サン・ジェルマン・アン・レーを

 

訪れて、お時間があれば、ぜひ

 

足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

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◆ Musée Départemental Maurice Denis

住所 2 bis, rue Maurice Denis 78102 Saint-Germain-en-Laye cedex
TEL 01 39 07 87 87
開館時間 10:00-12:30 / 14:00-17:30(土、日は18:30まで)
休館日

月曜日、1/1、5/1、12/25

最寄り駅 RER : Saint-Germain-en-Laye (ligne A1)
Website http://www.musee-mauricedenis.fr/