こんにちは!アラレままです。
最近じゃんけんの勝ち負けがわかってきたお兄ちゃん。
楽しくなってきたようで、よく「じゃんけんしよ~」とせがんできます。
先日も、お兄ちゃんがパパとじゃんけんをして遊んでいました。
たとえじゃんけんでも「負けたくない!」という気持ちが芽生えてきたようで…
「じゃんけんぽ!」
とはじめは「グー」を出したのに
パパが「パー」を出したのを見て
とっさに「チョキ」に変えたのです。
それを見たパパが激怒
「いま変えただろ?!
それはズルだぞ!
ズルをするのは負けるより悪いことなんだぞ!
ぜったいにズルいことをしちゃいけないんだからな!」
お兄ちゃんは大泣きです。
正直に言いますと、その時アラレままは
「じゃんけんでそんなに怒らなくても…」
と思ってしまいました。
でも、パパの言うことは正論。
お兄ちゃんは少しずつ知恵がついてきて
都合の悪いことをごまかすことがたまーにあります。
おもちゃを取った弟をわざと押して泣かしては
「おしてない」と言い張ったこともあります。
「うそをついてはいけない」
「卑怯なことをしてはいけない」
たかがじゃんけんでも、そんなことを教えたほうがよいのかもしれません。
この出来事があってから、ある掟を思い出しました。
数学者の藤原雅彦氏が書いたエッセイ『国家の品格』で紹介されていたものです。
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江戸時代、会津藩に日新館という藩校がありました。
白虎隊も教えを受けていた藩校なのですが、ここに入る前の子弟に対して「什の掟」というのがありました。
そこにはこう書いてあります。
一つ、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二つ、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三つ、虚言を言うことはなりませぬ
四つ、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
五つ、弱いものをいじめてはなりませぬ
六つ、戸外で物を食べてはなりませぬ
七つ、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
最後の「ならぬことはならぬものです」はNHKの大河ドラマ『八重の桜』でもクローズアップされた言葉です。
このような「人として大切なこと」を教える時期が始まったのですね。
今後は「じゃんけんだから」と思わずに、ズルするのはいけないことだと教えていこう。
でもその前に!
子どもに教えるには、まず親ができていないといけません。
自分の行動が掟に背いていないかどうか、注意していかねば。
まずは「年長者にはお辞儀をする」を実行しようと思います!
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