スキルス胃がん+転移性肝がんを、抗がん剤で治療しています。これまでの腫瘍マーカー「CEA」と「CA19-9」の検査結果一覧です。検査は不定期ですが、2016年4月からの記録になります。
- 腫瘍マーカーの検査結果、記録
- 腫瘍マーカーとは
- 腫瘍マーカーの検査は、受けるべき?
※ 今後の検査結果も、このページに追記・更新していく予定です。
腫瘍マーカーの検査結果、記録
▼腫瘍マーカーの記録(前回のアップ忘れ)
▽CEA、CA19-9ともに基準値内 pic.twitter.com/is8ZyqcBMq— 平八郎@胃がんでござる (@igan4th_hey86) November 12, 2019
腫瘍マーカーCEAの検査結果
- 基準値:5.0 ng/ml 以下
- 2016/04:1.7
- 2016/07:2.0
- 2016/08:3.0
- 2016/09:2.8
- 2016/11:2.1
- 2017/02:2.8
- 2017/04:3.0
- 2017/07:3.1
- 2017/10:2.3
- 2017/12:3.0
- 2018/01:5.1
- 2018/02:5.3
- 2018/03:5.5
- 2018/04:6.9
- 2018/07:7.5
- 2018/09:8.4
- 2018/12:9.1
- 2019/01:8.5
- 2019/02:8.2
- 2019/03:8.8
- 2019/04:6.6
- 2019/06:6.1
- 2019/07:6.0
- 2019/08:5.5
- 2019/09:4.5
- 2019/10:3.7
次回未定
腫瘍マーカー「CEA」は、消化器系のがん(胃)、肺がん、子宮がん、卵巣がん、乳がん等で使用される検査です。
末期がんを告知された2016年4月、胃はスキルスのため小さくなってカッチカチ、転移性肝がんもがっつり多発していました。それでも腫瘍マーカー「CEA」は、基準値を超えませんでした。2018年1月、はじめて基準値を超えました。
2018年1月からCEAが上昇している原因は不明です。誤差といえば誤差の範囲だし、進行・転移と考えればそう言えなくもない数値で、いまのところ他の臓器に転移は確認されていません。
2019年5月、はっきりとスキルスの進行(増悪)がCTで確認できました。これまでCEAが上昇していたのは抗がん剤の効果が不安定だった可能性もあるけど、はっきりしていません。2019年9月に、アブラキサン(パクリタキセル)+サイラムザからオプジーボに変更しています。
腫瘍マーカーCA19-9の検査結果
- 基準値:37.0 U/ml 以下
- 2016/04:106.3
- 2016/07:5.1
- 2016/08:5.5
- 2016/09:3.9
- 2016/11:3.5
- 2017/02:2.2
- 2017/04:3.4
- 2017/07:3.9
- 2017/10:4.2
- 2017/12:2.0
- 2018/01:2.0
- 2018/02: –
- 2018/03:2.5
- 2018/04:4.5
- 2018/07:3.3
- 2018/09:5.4
- 2018/12:4.1
- 2019/01:6.3
- 2019/02:9.6
- 2019/03:9.5
- 2019/04:5.8
- 2019/06:13.0
- 2019/07:4.5
- 2019/08:7.9
- 2019/09:12.7
- 2019/10:20.3
次回未定
腫瘍マーカー「CA19-9」は、主に消化器系のがん(大腸)で使用される検査です。肺がん・子宮がん・卵巣がん・乳がん等でも使用されることがあります。
「CA19-9」は、最初に検査した2016年4月だけ数値が高い結果に。その後は、基準値内で推移しています。原発のスキルス胃がん、転移性肝がん、どっちで検出したのかはわかりません。
AFP産生胃がん
▼腫瘍マーカーの記録
▽AFP:3.0(基準値0.0-10.0)
AFP産生胃癌かどうか確認するため検索した結果、陰性で違いました。
この腫瘍マーカーについては後日ブログにアップします。 pic.twitter.com/GXRlFBfoda— 平八郎@胃がんでござる (@igan4th_hey86) September 10, 2019
胃がんの原因でピロリ菌は有力だけど、それ以外にも「AFP産生胃がん」や「EBウイルス性」などいろいろあります。某氏がわいわい言っている「除菌すれば胃がんを予防できる!」というのはウソじゃないけど、医師との温度差を私は感じます。
可能性を低くしていきましょうという話しで、がんになる原因はそんな単純なものではありません。詳しくは主治医にご確認ください。
また、AFP産生がんには肝臓がんもあり、分子標的薬のサイラムザがよく効くため2019年6月に標準治療に承認されています。私の転移性肝がんにサイラムザがよく効いていたため念のための検査でしたが、陰性で否定されました。
腫瘍マーカーや抗がん剤は、ツイッターで記録・公開しています。
腫瘍マーカーについて
腫瘍マーカーとは
主治医によると、がんがあっても私のように検出しにくい人(上昇しにくい人)、がんじゃないのに高い数値で検出される人がいるそうです。これは個人差なので、○%の割合でとか関係ないとのこと。
腫瘍マーカーは、抗がん剤の治療中に効果を確認するのが主な目的。そのため、本来CTなど画像診断と組み合わせてする検査です。がんの早期発見や健康診断(がんの経過観察中も含む)で、腫瘍マーカーだけの検査は意味がないとも教えてもらいました。
なので私は、低いからといって安心しているわけではありません。検出しにくい体質で転移を見逃す可能性はあるけど、CT検査と組み合わせているので気にしていないだけです。
腫瘍マーカーの検査は、受けるべき?
もし、がんを発見するために腫瘍マーカーを受けるべきか?受けた方がよいのか?と聞かれたら、「私だったら腫瘍マーカーだけの検査は受けないですよ」とお答えします。
がんの早期発見・健康診断のオプションとして、そこそこ高額の腫瘍マーカー。それだけで検査するなら、CTまたはPET-CTとセットになった人間ドックを受けるほうが合理的です。
こちら↓は、読売新聞が運営するサイト「ヨミドクター」の記事です。参考になると思います。
こちら↓は、リクルートが運営するサイト「人間ドックのここカラダ」です。PET(PET-CT)検査ができる医療施設を、簡単に探すことができます。PET-CTに関する説明も詳しく掲載されています。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 腫瘍マーカーは、あくまでも目安としての検査。
- 腫瘍マーカーだけを検査しても基本的に意味がない。
- 腫瘍マーカーの検査をするならCTなど画像診断と組み合わせる。