いまだに
好きなことが多すぎてのめり込んでしまい、
気付いたら力をそれらに注ぎ過ぎて
はっとする…という経験がしょっちゅうあります。
そういうのって、十代のあいだだけかと思っていましたが。
私はいまだにそうですね~。
自分が興味があることや、好きなこと、ときめくことに夢中になること。
楽しいですよね。
ハマるという行為には快感があるように思います。
私はそれらの関心事って、自分のなかにある核のようなものと、
呼応しているのではないかと思うんですよね。
好きなことに夢中になっているあいだは、そちらに構い過ぎて
自分の充実がおろそかになっているのではないかと心配ですが、
う~ん、もしかしたら、そんなに気にかける必要はないのかもしれない。
好きなことに夢中になることは、
まるで、おいしいごはんを食べて、からだが喜ぶような。
こころにとっての栄養のような。
わくわくした気持ちを、取り入れるような。
なにかそういう、自分をたもつために必要な
循環のひとつなのかもしれないなぁと。
自分が好きなこと、興味のあることは、鏡のよう。
物事に、自分が反映されている。
でも
もしも、あまりにも夢中になりすぎて
得体の知れない虚しさを感じるようならば
そのときは、自分のなかの軸がぐらぐらしているか、
細くなっているのかもしれません。
キラキラしたものに自分の力をそそぐ代償として
じぶんのかたちを必死で確かめているのかも。
興味が、ぎゅーっと集中するとき
いったい今まで自分はなにを見てきたのだろう、
見過ごしてきたのだろうと
我にかえることがあります。
視力以外の、見える見えないって、あると思います。
のめり込んで手に入れた、そして身に付けた知識や技術や愛情は、
思考や創作、日常に少しずつ反映されている。
見て聴いて触れて感じて嗅いで、考えて。
五感を伸ばして。
感覚器を研ぎ澄まして。
扉は、その先にあるのかもしれません。
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