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My TT/ Triathlon Bike Neilpryde Bayamo 〜A journey of assembly〜 フレーム編

2018-04-15 22:02:17 | バイク
My New TT/Triathlon Bike「Neilpryde Bayamo」



長い長いバイク探しの旅
フレーム編
(パーツ編はコチラ

何度か問い合わせも頂き不定期ながら少しずつ
ウッドキャビンのバイク購入記を
紹介していきたいと思います

2015年の年末に事故でTTバイク(Trek Speed Concept 9.9 2011)を手放してから
次期バイク…TT/トライアスロンバイクを探していました





2011年の4月
韓国滞在時にシェイクダウン

それから4年間、走行距離は約45000㎞
日本、韓国、オーストラリア、アメリカといろいろな国のレースで共に闘った相棒

元々ロードがTrekのMadone
だったらTTバイクもTrekでしょ!
…ということで、実際、最高に乗り味、特にペダルをクルクル回すタイプの方には相性も良く
フレームの固さもそれほどでないので、貧脚の私でもIronmanの長旅でも脚が踏み負けることはなかったです
特に初期型のスピコンだったので、後に登場するトライアスロン用の専用フレームではなくUCIの規程内のフレームだったので
変なクセもなく良かったです

ですが長いこと乗っていると当然、メリットとデメリットが見えてきます
簡単に言えば
エアロフレームを追求したバイク…であるがために
フレームはもちろん、ステム、ブレーキ、ハンドルなど
全てがTrek純正
お気軽に他社のパーツを交換…は出来ませんでした

特にブレーキトラブルが多く
カンチブレーキのような構造でブレーキカバーも付いていたりと
メンテがとても大変
フロントは一度、全交換したぐらい
海外のレースでは、「こんなブレーキ見たことない」とメンテを断られたこともありました
この自社独自の専用ブレーキ…はいつでも専用のメカニックがメンテをしてくれるような恵まれた環境であればいいのでしょうが
プロでもない限り無理

またポジション変更に伴い
ステム交換をした際は
恐ろしい金額で純正パーツを購入することとなり

また、ケーブル周りが複雑で
ほぼオーバーホール並みにバラさないとケーブルの長さの調整も出来ない…など

ちょっとしたトラブルやメンテで諭吉が何枚飛んでいったことか

そうした経緯から
時期TTバイクは
・専用ブレーキではなくシマノブレーキがつくもの
・飛行機輪行及びメンテの容易さ
この2つは必須でした

加えて、自分の長所を生かすためには
・軽量であること
・フレームはガチガチに固くないモノ
この2つもサブ必須ぐらいで考慮入れてバイクを探しの旅が始まった

折しも
2015年12月
いつもお世話になっているメイストで試乗会が行われ
各社のバイクに触れる機会があった

バイクの事故に合う前だが
Ironman Japanを終えて、次のレースはニューバイクで…と考えていた頃だった
(皮肉もこの次の週末に事故でTTバイクを失うことになるのだが)

この頃から次期バイクの候補として…


・FELT IA FRD


・Specialized S-WORKS SHIV


・Cannondale SLICE


・Cervelo P3(この写真はマグラの油圧ブレーキですが、試乗したのはシマノのキャリパーブレーキの方です)
 ※P5は剛性高すぎて貧脚の私には踏めないので候補に入ってません

の4つに絞って情報収集していた

…が
どれも素晴らしいバイクだけど
IA FRDは専用ブレーキ
SHIVはシマノブレーキ付けられず…
ということで候補から落ち

残るは
SLICEとP3
ですが
軽量バイクとメンテ、フレームの剛性…を考えると
自分が上げていた4つの条件を全てクリアしていたのは
SLICEのみ

2016年からはほぼSLICEで決まり!
で情報とフレーム貯金を初めていた

およそ1年後
そろそろフレームセット購入に動きだすか!
と本格的にSLICE獲得に向けて動き出すと…

すでに日本では
Cannondale SLICE Hi-Mod フレームの販売が終了
ネットで日本中のショップの在庫を調べるも…見つからず
Cannondaleジャパンに問い合わせてみるも返事は同じ
2017年は下位グレードの完成車(105組)のみの販売

別に自分のようなモノ貧脚であれば、下位グレードのフレーム(固さと重さが違う)でも充分過ぎるぐらいのスペックであることは承知しているが
二代目のTTバイクである
もう妥協はしたくないし
途中で買い換えるなんて贅沢はことはしないだろう
壊れるまで乗り続ける!
その覚悟があったから、一生モノのフレームとして大事にしていきたい

それに折角の軽量フレーム探し
ここでも妥協したくない

近くのショップに相談するも
「日本の代理店(Cannondaleジャパン)が販売しているセットで購入してほしい。海外の(取り寄せた上位グレード)モノを持ち込まれてもウチでは組まない」
と断られる
Cannondaleを扱うお店としては正規代理店として扱っているモノでないと困る…ということだった
確かにそうなのだろう

海外のサイトでも上位グレードが段々と見つけづらく
扱いも少なくなってきた

オーストラリアやイギリスのサイトで下位グレードのスライスは見つけるも
上位グレードを販売しているところは北米と南米のごく僅か

しかも
上位グレードのスライスはDi2完成車
$10,660ほど
日本円でも100万以上

さすがに手が出せない
…(*_*) マイッタ

そんな愛しのSLICEでしたが
唯一気になる点は
リアブレーキが下付けのシマノダイレクトマウント
エアロ効果を高める…らしいが
正直、ブレーキが下についていて良かったと思えたことは一度も無い
泥水や異物混入でブレーキ操作に問題も起きやすく、またライド中はそれに気付きづらい
レースであれば尚更

その点
SLICEよりも重量はあるが、P3はブレーキはどちらもシマノのブレーキが上にむき出しでついている
これが一番!
ホント、そう思う
ブレーキは油圧でもディスクでもなく、このタイプが一番イイ

なんてコトも思い
半ばSLCE購入を諦めて、P3の型落ちフレームでも…と思っていたところ

出会ってしまいました!



2017年6月
レースの機材で相談に伺った高円寺のメイスト
そこでくみ上げていたのが…
Neilpryde Bayamo Limited

どこかで聞いたかな…ぐらいのメーカーだったが
この鮮やかなブルーにすっかり一目惚れ

他に乗っている人が少ないというのもイイ

何よりブレーキがシマノでフロントもリアも上付け(スタンダードリムキャリパー方式)が出来る!
同じ条件だとP3だが値段が倍以上する

コスト的にかなり魅力!!
ですが、このバイクのことは何も分かってないしもう少し調べてみるか…

ここからフレーム探しの旅が大幅に加速

何と何と調べてみると
自分が条件に上げていたものが全て一致!

※参考サイトは、こちらとかこちらとかこちらとかこちら

・専用ブレーキではなくシマノブレーキがつくもの
→シマノのキャリパーブレーキ装着可

・飛行機輪行及びメンテの容易さ
→ステム、ブレーキなど専用品を使っていないのでポジション出しも輪行も楽♪

・軽量であること
→1280g(L/56㎝)…Sサイズはもっと軽いはず?! ※ちなみにSLICEは 1220g

・フレームはガチガチに固くないモノ
→適度な剛性で登りでは特にダンシングしやすい

このNeilpryde…もともとウィンドサーフィンでのカーボンファイバー製品を手がけていた会社
つまり風を味方につけることを最も得意しているメーカーさん
エアロダイナミクスに関しても、熟知している

そしてこのBayamoというバイク
実は、P3のエンジニアがNeilprydeで作り上げたフレーム…だとか
なるほど確かに似ている

近年の変態?トライアスロン専用フレームと違って
UCI公認フレーム
・乗り心地はロード並みに良い
・剛性は充分
・専用パーツで固められたフレームと違いメンテナンス性が良い
それに何より
安い!
250万のTTバイク…なんて世の中にはありますが、エアロ効果こそ劣っていても
快適で長時間乗っても疲れにくく、登りはロード並みに軽々こなせる…とあれば
これはもう言うこと無し!


neilpryde HPより

Bayamo決定!
…と思い近場のショップで清水の舞台から…のつもりでオーダー

…が既に在庫無し

Neilprydeジャパンにも在庫なし

Oh…またですか

2017年7月末
たまたま補給食を買いにいった都内の某ショップで
まさかまさかの
運命の再会?!



あれほど探して見つからなかった
Neilpryde Bayamo Limited

あるじゃないですか!!



それも在庫処分価格で!!!
そしてそして、
自分のサイズである”Sサイズ”のみの展示処分

ここではやる気持ちをグッと堪えて…
まだ試乗してないフレーム
このジオメトリーで大丈夫なのか確認



BayamoのSサイズと同じジオメトリーに設定してもらい
フィッティング


クロックスは目をつぶって下さい(^_^;

エアロ効果を最大限発揮するにはXSサイズも選択肢に入れなくちゃダメかな…なんて思ってましたが
全く問題なし
これでもステムとベースハンドルに余裕を持たせてあるので
ここからさらに攻めたポジションも出すことが可能

回してみた感覚も無理なくクルクル行けるぞ

フレームSサイズ
ピッタリ♬

もう迷う理由は何一つ見つかりません

もともと
正規価格で購入するつもりだったのに
これだけのプライスダウン!



はい、もう即決でした



ですが、狭い我が家
すぐに迎える準備も出来ず…
お持ち帰りは翌月に



こうしてフレーム探しの旅は終わりを迎えました

でも本当に長いのはこれから…
今度はパーツ探しの旅が始まります

To be continued
パーツ編はコチラ

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