男性から深く愛される女性で世の中をいっぱいにします。
鑑定士・幸粋（コウスイ）です。
※こちらからお借りしました（音出るかも）
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あらすじ
笑ってしまうほどのダメ人生を更新中の中年男、良多(阿部寛)。15年前に文学賞を1度とったきりの自称作家で、
今は探偵事務所に勤めているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳している。
元妻の響子(真木よう子)には愛想を尽かされ、息子・真悟の養育費も満足に払えないくせに、
彼女に新恋人ができたことにショックを受けている。そんな良多の頼みの綱は、
団地で気楽な独り暮らしを送る母の淑子(樹木希林)だ。ある日、
たまたま淑子の家に集まった良多と響子と真悟は、台風のため翌朝まで帰れなくなる。
こうして、偶然取り戻した、一夜かぎりの家族の時間が始まるが――。
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Amazonプライムで映画「海よりもまだ深く」を見ました。
これ、今話題の万引き家族の是枝監督の映画なんだね。
是枝監督の海街diaryも見たんだけど、
レビューしたくなるほどではなかったので書きませんでしたが、
「海よりもまだ深く」は、けっこう良かったかもしれません。
明るい話ではありませんし、
また、エキサイティングなストーリーでもなく、
ただ淡々と日々を暮らす人を描いたものですから、
抑揚のある作品が好きな人には向きません。
ふとした表情の良さや、
心の描写の繊細さに関心がある人には
見ごたえのあるものになると思います。
あとこの監督の独自性なんでしょうかね。
ものすごいリアリティがあります。
樹木希林さんがお母さん役なんですが、
こんなお母さんほんまにいてそう！って思うし、
こんな家族とのくだらないやり取りしてるしてる！
と共感できる箇所がちりばめられています。
あとカメラの撮り方ですかね。
部屋の中の灯りのトーンとかが、
本当に目の前に団地の一部屋があるように見えてきて、
見てるこちら側と画面の中が、分離していない描き方です。
映画って画面がやたらキレイだったり、
明るかったりすることも多くて
画像としてはキレイなんだけど、
どうも絵空事に見えてしまう感は否めなく、
カメラの明度か露出か、わかりませんが、
ライトとか当ててない感じで映しているので、
それがさらにリアリティを演出しているのかも。
確か、カンヌ映画祭で賞とかもらってた
河瀬直美さんの映画も
これに近い雰囲気があったように思います。
子役の素直な表情や演じてる風でない雰囲気も良いですし、
主役の阿部寛さんは、中年のダメっぷりがさく裂していて、
これもまた、リアリティがありました。
昔はモデルまでやってた、あれだけの身長と見た目なのに
背筋をだらんと曲げて歩く様などは、妙に板についてて素晴らしくダメ夫でした。
この夫がねー、ホントひどいわけですよ。
作家といっても作家で食べられるわけでもなく、
いまはしょうがなく探偵をやっていて。
探偵だってまともにやってるんじゃなく、
お客さんと裏取引きをして、得たお金を自分のものにして
それを元手に競馬しに行くみたいなダメ男なんです。
野球をしている息子にグローブを買ってやりたいといいつつ
競馬ですってしまって、結局買えずじまいだったり。
一ケ月に一回の息子との面会では、
毎月の養育費を持参することもできず、
息子に「お父さん、お金大丈夫？」
と心配されてしまう始末。
お金を作ろうとして、実家にこっそり戻って、
タンスの中や戸棚をあさって
金目のものがあったらこっそりくすねとるという、
絵に描いたようなダメ息子でもあります。
そんな自分の怠慢さが招いた離婚にもかかわらず、
（元嫁に愛想をつかされたようです）
別れた嫁（真木よう子）と息子に未練タラタラで、
探偵であることを利用して元嫁を尾行したりして。
元嫁の新しい彼氏と息子の3人の食事にも
後をつけてこっそり盗み見する、
息子を使って、元嫁と彼氏が結婚するのかと探りをいれたりと、
男のアホっぷりが、みごとに表現されてるなぁと思いました。
せっかくなんで、こういうどうしようもないダメ夫の更生方法について
書いてみようかと思ったくらいです（笑）
これね、主人公の元嫁がしっかりした嫁なんですよ。
まず、これがアカン。
ダメ夫を更生させたかったらね、
奥さんはしっかりしてたら、更生できないんです。
ダメ夫はダメすぎるから、できた奥さんだと
何をやっても勝てなくなるんです。
だから更生できないの。
だから更生させたかったら、
ダメ夫のさらに上いくダメ嫁になったらいいんですよ。
つまり、ダメ嫁を演じれば？ということ。
演じただけでうまくいくなら、お金もかからず安いモンやん。
まともな奥さんや普通の奥さんって、
「あの人がああだから、私がしっかりしなきゃ！！」
ってやるでしょ？
実はそれがさらにダメ夫をダメにしていく。
ダメ夫には、それよりひどいダメ嫁になれば、
夫は嫁より上に行けるから、変わることができるんですよ。
これね、仮に嫁ができないフリをしたとするでしょ？
すると夫は「俺がしっかりしないとやばい」
って思いますから。
人間関係って反作用というか、
相手が落ちたらもう一方は上がるんです。
押し引きとかも同じだよね。
相手が引くと追いたくなるじゃない？
人と人って、自分の出方次第で、相手との関係が変わるんですよね。
そういう法則わかったらおもしろいですよ。
ここはいっちょ小芝居でも打って、
急に病気になって倒れるとかね。
紫色の口紅あるやん？
顔色悪く見える口紅。
あれをうっすら塗ってから、ダークベージュのシャドーで
目の下をくまができてるみたいに塗る。
で、突然バタン！って倒れて、
しばらく動けないみたいな芝居したらいいんですよ。
旦那は心配して動きますから。
そうやってあれもこれも、全部頼ってやってもらって
どんどん動かしたらいい。俺が動かないと！と思ったら動くから。
病院行けとか言われるから、行ったことにしておいて
心労のせいと言われたとか、適当に言うておいたらいい。
そうすれば旦那が勝手に
「オレが苦労かけてるからか・・・」と思って反省するから。
あるいは、突然、何も告げず数日失踪するとか。
（警察沙汰にならないために、置手紙だけは
ペロンと一枚置いてどっか行ってまえばいい。）
それくらいのショック療法やったらいいんですよ。
罪悪感なんていらないよ。
真面目にがんばらなくていいの。
もうこうなったらテキトーやぶれかぶれだよ（笑）
そもそも、誰のせいでここまでやらなアカンねん！って話やからね。
どうせ離婚になるかもしれないなら、
それくらいのことやって、勝負懸けてみたらいいやん。
この夫婦は奥さんがしっかりしてたので、
いつまでも夫は奥さんに甘えて、堕落してしまったんだと思うんだよね。
結果、奥さんが我慢できなくなって、別れることになったと思うんだ。
男ってアホだから、本気でヤバいと思ったり、
取り返しのつかないことにならないと
その大切さとか気づかないんですよ。
だから、気づかせるきっかけを
お見舞いしなきゃいけないんですよ。
日ごろから言うてるやん？
男の犬になったらダメだよって。
それも理屈は同じですよ。
「（この女は俺の元から）いついなくなるかもわからない」
「（この女は）ちゃんと見ていないと（他の男に）取られそう」
これくらいのこと思わせておくのは平均値で、
大切さを気づかせる、小さいパンチみたいなものです。
しかしながら、この夫みたいに底辺に落ちてるヤツの場合、
その程度じゃ効かないんで（アホだから）
もっとすごいのをお見舞いしてやらないと
いつまでも目が覚めないんですよ。
女性ってね、
我慢に我慢を重ねて、もう限界！！
ってなるから、結局、離婚とかなるやん？
そこまでいくともう、修復がムリじゃない？
女って一度結論出したら戻らないからさ。
だから、もっとその手前のところで、手りゅう弾投げておけばいいんですよ。
ガマンとか限界までせんと、途中で手りゅう弾やら爆弾やら落としておく。
すると、そこで気づく場合もあるんです。
これはいよいよヤバいぞ、と。
その位置ならまだ、間に合うと思うんですよね。
それをみなさんもっと、
自由にやればいいのにって思うんだけどね。
みんなおとなしすぎですよ。
どうせ離婚になりそうなんだんだから、失うものなんてないよ。
あとは野となれ山となれ！だよ（笑）
間に合って気づけば大成功だし、
気づかなかったら、本当のドアホだから離婚でいいと思うんだわ。
突拍子のないことを書いているように思うかもしれないけど、
冗談で書いてないですよ。
私はこうなったら、これくらいやるけどなーと思ったから書いてます。
事態を改善させる方法なんてね、
いくらでもあるモンだと思うんですよ。
みんな正攻法だけで探すから見えないの。
ゲリラ戦でも爆撃でも、なんでもアリと思えばあるんです。
普通の人には普通のやり方でいいけど、
そもそも普通の人じゃないんだから、
普通のやり方じゃムリだよ（笑）
アホにはそれ以上のアホな方策でいかないと！
ま、そんなこんなで、間に合う人はやってみて（笑）
