こちら佐世保コーチングオーガナイゼーションB面です(A面はコチラ)。
コーチングの中でも重要なスキルである「承認」。日常において相手を受け留めコミュニケーションを円滑にするための承認探究シリーズの30回目は…「仕事ぶりを伝える」です。
質問:あなたは、相手の仕事ぶりを具体的に伝えていますか?
「仕事ぶりを伝える」というと、何となく相手の仕事を「いいね!」と評価することを指すかのようにみえますが、多少意味合いが異なります。
職場のコミュニケーションであっても重要にってくる「承認」ですが、承認とは何も褒めることだけをさすのではありません。
承認とは「事実をそのまま伝える」という側面があります。
自分の方が上席だからといって、何も評価や共感を伝える必要は無いのです。
「仕事ぶりを伝える」とは読んで字のごとく、相手の事実としての仕事ぶりをそのまま伝えるだけで良いのです(ただし円滑なコミュニケーションを目的としているので極力プラスの事実を伝えるのが良いでしょう)。
「〇〇さんの作る資料はいつも具体例が出ていますよね」
「君は相手に伝達した後、必ずその内容が伝わっているか相手に確認をしているね」
「去年の今頃に比べて仕事で出来ることが増えているね」
大切なのは、具体例が出いてるから「いいね!」とか、相手に確認しているから「すごいね!」と言うのではなく、具体例を出していることや相手に確認をしていること、その事実のみを相手に伝えること。
「頑張ってるね!」とか「すごいね!」と言った伝え方をしてしまうと、相手によっては逆にやる気がなくなることもあります。
ここは相手を自分の基準にあてはめることをグッと我慢して、相手のプラスの行動や事実としての仕事ぶりのみを伝えてみましょう。
相手に相対的な自信を与える「評価」ももちろん大事ですが、事実そのものを伝えることによって相手に確信を与える「承認」も忘れないようにしてみましょう。
…評価や共感をする前に、ただただ受け止めてみる。それが「承認」。