2017年12月09日

今日は夏目漱石の101回目の命日、昨日は太平洋戦争の開戦から76年目。

当時、胃潰瘍は人を死に至らせる大病だった。

漱石は小説『明暗』を『朝日新聞』に連載中。

『明暗』は、12月10日以降も5日間続いて、

12月14日に、188回で終了した。


寝間着の胸をはだけながら、叫んだ、

「ここに水をかけてくれ、死ぬと困るから」

それが、漱石の最期の言葉だったという。


(参照:季節のお便り 「12月のお便り」


今日は夏目漱石の101回目の命日、昨日は太平洋戦争の開戦から76年目。


太平洋戦争は、その後だれもが知る通り、

1945年8月15日まで1335日間続いて、

おそらく3000万人もの死者を出した。


「最期の言葉」は、

それほどたくさんの数、

あったのだな・・・と、思う。


そして「最期の言葉」が、

それほどたくさんあったのだと思うと、

にわかに気が遠くなる。


しかし「最期の言葉」すら、

発することのできなかった、

聞き取ってもらうことのできなかった・・・





同じカテゴリー(日々のこと)の記事
鹿電車、4回目!
鹿電車、4回目!(2023-07-02 00:01)


Posted by び ん at 00:32│Comments(0)日々のこと
お返事が遅くなる場合があります。あしからず。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。