きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

本日の一冊~童門冬二著『勝海舟の人生訓』~野に遺賢あり&街を歩け

2017-04-05 08:08:19 | 本と雑誌
本日の一冊はこちら。
勝海舟の人生訓』です。




105円書籍




そう、幕末に活躍した幕府の役人。



勝海舟さん。
かなりのイケメンですね。

私が『勝海舟の人生訓』に出逢ったのはたしか中学生になってからと記憶してます。
さほど厚いページ数でもなく、けっこう読みやすい書き方をされてるので、サラサラっと読了しました。

童門冬二さんという作家さん。テレビでも出演される作家さんなのですが、語り口と同様に軽妙な書きぶり(たぶん勝海舟の『氷川清話』や海舟の父、勝小吉の『夢酔独言』の語り口調風をまねたと思われます)の中にもさすが人生訓と題するだけあり、世の中で生きていく上での教訓や失敗した時の対応方法などが書かれてます。

その中で私が教訓にしているものがいくつかあります。

①全方位の考え方
これは考え方に拘泥しない。良いものとわかれば取り入れていく柔軟な考え方です。
②街を歩け
海舟は江戸や長崎などを磁石などを持ち歩きながらどこに何があるかなどを記憶するように街歩きをしたそうです。それは海軍伝習での学生時代に知り合ったオランダ人教師から「いざという時に備え、普段から自分のいる街に何があるかくらいは把握しておくように」という教えがあったからだそうです。今でいえば危機管理の一環ですね。
③野に遺賢あり
例えば、学生なら同じクラスや学校内だけでなく、他のクラスや学校の学生とも付き合ってみる。会社員も同じで同じ会社内だけでなく他業種など幅広く立場も関係なく観てみると、面白い考え方や意見を持ってる人がいます。
④人とのつながりは大事にする
損得関係なく付き合うってことですね。海舟は幕府の役人になって全国に出張した際に、それまでに付き合っていた人々が助けてくれたそうです。
⑤人の評価は必ず上下の変動がある
世間での評価ってのは必ず上下変動がある。いちいち一喜一憂していては身がもたない。
⑥まずは経済を考える
人の上に立つものはまず周囲の者を喰わせることを念頭に置くようにしなくてはならない。

他にもありますが、私はこの6項目を心の片隅に置いて物事を考え、人と接するようにしました。
もちろん、色々と失敗はやらかしてはいますけど、その都度いい勉強をさせてもらったと思えるようにはなってきてます。

ちなみに勝海舟も短気だったらしく、戒めとして『短気は損気』と言ってます(笑)

私の世間を渡る上でのバイブルの一つになった本ですね。










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