花壇にちょうが舞っているのを見て「ちょうちょ、ちょうちょ、菜の葉に止まれ」
と頭の中で唱っていることってありませんか。
この唱は日本人が作詞作曲したものとずっと思っていましたが
先日この唱には面白い経歴があることを知りました。
原曲は「幼いハンス」というドイツの古い童謡で
子供たちに別れ・出発・悲しみからの回復を経験させる目的があったそうです。
これが米国に渡ると「Lightly Row(軽く漕げ)」というボートを漕ぐ様子の童謡として広まります。
日本には元々「ちょうちょう」の歌詞に似た唱があり、米国からこの曲が伝わった時に
これを手直しして今の歌詞に近いものがつくられたそうです。
その後2番の歌詞がつくられ、さらに4番までつくられました。
今は1番しか唱われませんが2番はスズメ、3番はトンボ、4番はツバメを愛おしむ歌詞になっています。
この単純で短い同じ曲に、全く異なる歌詞が付いて広まったようです。
それぞれの国の文化と国民性の違いが出ているようで面白いですね。
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70-200mmF2.8MACRO A001
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