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平成版聖徳太子!?今までひた隠しにしてきた私の長所を打ち明けます

聞こえません

以前書いたこちらの記事。
時計 今までひた隠しにしていた私の短所を打ち明けます

私のコンプレックスであり、この先もおそらく改善の見込みのない短所を思い切って公開いたしました(^^;)

コンプレックスが原因で、酷く落ち込んだり自分が嫌になったりということは誰にでもあることだとは思いますが、世の中の人々を見ていると、皆てきぱきと上手にこなしていて、およそ劣等感に苛まれているのって自分だけなんじゃないか?という気分にさせられてしまうんですねぇ。

こういうの、認知の歪みって言うんですかね?

とにかく自分を過小評価しすぎる。

出来ないことが多すぎてつまずいてばかりいるから、変な思考のクセが身に付いてしまっているんだと思います。

冷静になれば、私にだって誇れることの一つや二つあるんですよ。

そう。たとえば…

一度に複数の会話を聞き分けられる

出来るんです(^^;)

でも、これには条件があります。

まずは、

  • 自分がリラックス状態にあること
  • 1人の人間に視線を集中させないこと
  • 相手が子供たちであること

まずもって、自分1人に複数の人間が同時に話しかけてくるという状況って、大人の世界ではほとんどありませんよね。

みんな譲り合いで順番順番に話をしたり、会話のキャッチボールをしたりというのが大人のコミュニケーション。

じゃあ同時に複数の人間が喋り出す状況ってどんな?というと、対象は子供たちですね。

子供って話したいことがあると、他の子供が喋っていようが何していようが、我慢出来ずに喋り出してしまうものじゃないですか。

我が家の3姉妹もまるっきりこれで、3人がそれぞれに喋り出すんです(^^;)

だいたいは私と長女が一つの会話で盛り上がっています。

そこに、気になるキーワードを耳にした次女が割り込んでくる形で話し始めます。

しかし長女は自分の世界に入り込んでしまっているので、会話を止める気はない。

さらに三女が自分もその情報は知っているよ!という感じで入り込んできます。

ここで一つの話題で言葉のキャッチボールが出来れば良いのですが、みんな自分の言い分をただ一直線に母親である私に投げてきているだけなので、私の頭の中には3人の会話が全部入ってきてしまうんです。

余裕のないときは、投げられた3通りのボールをキャッチ出来ずに、

「ちょっと、うるさいよ。1人1人順番に喋って!」

となるのですが、気持ちに余裕があって、子供たちも楽しそうにしているときは、精神を集中させて全部の会話を聞き取るようにしています。

かの聖徳太子は10人の言葉を一度に理解したという話がありますが、本当だったとしたらすごい集中力ですよね。

私が3人の言葉を聞き取って、それぞれにそれぞれの返しをし終わったあとは、ドッと疲労感が増して疲れます。

10人はすごすぎる…。

逆のパターンも

一度に3人の言葉を理解出来るのは長所!と胸を張って言いたいところですが、なかなかそうもいきません。

実は私、騒音も拾ってしまう傾向があるみたいで、ガヤガヤしている中での会話というものがまったくもって出来ないんです。

全部耳に入ってきてしまうから、どんなに信頼の置ける相手の言葉でもほとんど聞き取れません。

だからだいたいは笑って誤魔化すという対処の仕方。

以前住んでいた場所の子供会の集まりに参加したときのこと。

隣室では子供たちがお楽しみ会をやっていてすごい盛り上がりでした。

私たち親は、襖を隔てたこちら側の部屋で次期の活動計画について話し合っていたのですが、他のママたちの話している声は騒音の一部になっていて、私の耳には少しも入ってきませんでした。

しかし、隣にいたママは意見を聞かれると、それに対してちゃんと返しているんですよね。

このときに、私は自分が他の人とちょっと違うのかもしれないということに気付いたのです。(遅…)

そして普段から感じていたコミュニケーションがうまく取れないという劣等感に、さらに拍車がかかってしまいました(^^;)

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原因はなに?

聴覚機能に異常はありません。

なので、おそらく脳機能のほうの問題ということになるのでしょう。

このブログのカテゴリーにもありますが、私は幼稚園から中学1年まで場面緘黙症でした。

口を閉ざし続けた期間は長かったのですが、家の中では普通に喋っていました。

ただ、軽く吃音があったようで、自分の思っていることがスラスラと出てこず、喋りづらさを感じていたことは確かです。

一部の機能(会話力)の発達が、口を閉ざし続けたことで人よりも遅れてしまい、その分耳が発達したのかしら?

なんてちょっと前までの私は思っていたのですが、『今までひた隠しにしてきた私の短所を打ち明けます』を書き上げていく中で、もう一つ怪しい症状が浮上してきました。

その名もアスペルガー症候群。

他サイトのアスペルガー症候群診断チェックを試してみたら、「あなたはアスペルガー症候群の可能性が高いよ~」となるので、ほぼほぼそうなのかもしれません。

しかし、そうなると今まで努力してきたことがなんだか虚しく思えてくるんですよね。

ネガティブ思考から逃れられないことや、喋ることが極端に下手なことは、場面緘黙症の後遺症だからだ。

だから、努力していけば改善出来るのかもしれない。

そう思って、このブログでも自分なりに学んだことや試したことを発信してきたのですが、生まれながらの脳の機能が原因だったんだよと言われてしまうと…。

もう改善とかじゃなくて、ありのままの自分と向き合って生きていかなくちゃならないってことになってしまいますものね。

…という感じで、未だに診断を受けるのが怖くて、精神科の門をくぐれずにいます(^^;)

度胸がなくて困った。

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まとめ

最終的に、長所を打ち明けたのか短所を打ち明けたのかよく分からない感じになってしまいました。

自分の子供たちの言葉を同時に理解出来るって、決して特別なことじゃなくて、世の中のお母さん方はみんな出来ることだったりして(^^;)

だって、自分を信頼の目でまっすぐに見つめてきて、楽しげに話しかけられたら、その気持ちを壊したくないって思いますものね。

1人1人が自分に投げかけてくれる言葉を大切にしたいって。

この先も、子供たちの声には心を集中して向き合って行きたいと思います!

そうそう。

話は逸れますが、「私アスペルガーかも…」と夫に言ったら、「何を今さら。完璧にそれだよね」という返しを頂きました。

面白いやつだなぁ(笑)

教室 元場面緘黙児の私がどうやって場面緘黙症を克服したかのお話

 

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