昨日の京都は雨が止むこともあったが、
一日中何とも足元の悪い状態が続いていた。
本日の概ね晴れ、桜の開花が気になり、
近場の目ぼしい寺院を覗いてみる事に…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北野天満宮にほど近い平野神社は、
紙屋川の西に位置する古くより桜の名所で知られている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神門脇の魁桜が咲き始めると、
都のお花見が始まると言われているが、
まだ蕾は固くその気配は無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


この分だと魁桜の開花は三月下旬になりそうだが、
一見梅の木に見えた、出世導引稲荷社前のモモ桜はすでに満開!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつ開花していたのだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらにも小さなモモ桜の木が二本。
その先には、すでにお花見の紅白の垂れ幕が準備されていた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


桜の名所・平野神社は、
遷都794年桓武天皇によって平城京の田村後宮の御殿から、
この地に移された1200年以上の歴史を持っているとの事。
当時は1.5Km四方と、御所に匹敵する広大な敷地だったが、
現在は東西200m前後、北野天満宮の半分以下となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平安時代中期には、伊勢神宮、上賀茂神社、下鴨神社、
石清水八幡宮、松尾大社に次ぐ名社として位置づけられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


又、平野神社は桜の珍種が多く、
現在は50種約400本の桜が観ることが出来る。

 


モモ桜の正式名はシナミザクラ、別名はカラミザクラ(唐実桜)、
名前の通り中国原産であり、実は食用になるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江戸時代には「平野の夜桜」として全国的にも知れ渡り、
桜が咲き揃う4月10日には桜祭りが行われ多くの人で賑わう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いずれにしてもこの分だと4月上旬から下旬まで、
色んな種類の桜が止めども無く咲き続け、
この期間は平野神社の桜に釘付けになりそうだ(笑)。

 



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