一昨日の5日は各地で灯りにまつわる催しが開催されていた。
奈良公園では古都の夏の夜をろうそくで彩る「なら燈花会」。
広島原爆の日を前に鎮魂と平和への願いを込めて、
原爆ドーム前の元安川で灯されるかがり火…。
そして京都では醍醐寺万灯会、北野七夕祭、京の七夕等々。
取り分け醍醐寺万灯会は一日限りなので、
少し前からこちらにお邪魔する予定にしていた。
夕方の5時過ぎになったので準備をし、
空の様子を見るために窓を開けると突然の雷鳴!
雲はそんなに暗くは無く、何とか大丈夫では?…
五条大橋に差し掛かった時、
醍醐寺方面の雲を見ると何とも怪しい雲の気配。
行動を起こそうとした時に何か異変が起こる時は、
大体が良くない兆候!何時も気づくのが遅い(笑)。
急遽予定を変更して寺町の知り合いの骨董屋へ…
骨董屋で油を売る事一時間半…。
外に出てみると結構雨が降っていたみたいで、
道路の所々に水たまりが出来ていたが、
空はほとんど雲は無く、時折月も顔を出していた。
それならばと思い北野天満宮まで走る事に…。
正面の一の鳥居に辿り着いたのが7時半。
思っていたよりも暗い…。
楼門上部の「文道大祖 風月本主」もライトアップ!
提灯「三階松紋」横の銀飾りがキラキラ星如く…
北野天満宮の神紋「星梅鉢紋」は良く知られているが、
「松紋」も一夜に千本の松が生えたという伝承による…
この期間に同時開催される御手洗祭の会場、
御手洗川の横を通りすぎる時、
お若い女性二人が上空の月を見上げて、
「さっきのどしゃ降り何やったやろ?ほぼ満月やな!」
スマホでその月を捕らえていた。
そしてメインのライトアップの中門「三光門」。
ここでは流石に多くの方が三光門を入れて自撮り…
そしてこちらが本来の北野天満宮メインの社殿…。
国宝の本殿の彼方に明かりが…
吸い込まれるように奥に進むと…、どうやら普段は入れない
「もみじ苑」もライトアップされているようだ。
周り方には上下二通りあるみたいで、
今回は下からとなる…
豊臣秀吉公が築いた土塁「御土居」が残る「もみじ苑」、
紙屋川の約300本の紅葉を有する名所…
ライトアップは青、赤、緑、黄色など…
こちらは緑のライト…
こちらの赤く灯されたモミジは強烈…
今回「もみじ苑」は初めてだったが、
昨年の紅葉シーズンの撮影候補のひとつだった。
菓子付きで入苑料700円は少し高いと思い外したが、
暗がりにも拘らずモミジはそれなりに見応えがあった。
今年は何とか調整して訪れてみたいものだ。
北野七夕祭は8月16日までで、
17:00~20:30の間ライトアップされております。