昨日今日と京都はかなり冷え込んでいる。
雪が降っても可笑しくない気配だが、
未だに洛中にはまとまった雪は降っていない。
昨日も南禅寺、法然院と回ってきたが、
僅かに屋根に薄っすらっと残る湿雪がほとんど…
法然院の後、次に向かったのは洛北岩倉の妙満寺。
この地区に住む人からは朝晩は吹雪いて、
洛中では観られない雪景色が展開していると…
少し期待が膨らむが、門前に着いたのがすでに昼前。
青空と太陽が徐々に活気を出しかけていた(笑)
京のチベットと呼ばれているここでも、
僅かに屋根に薄っすら残すのみ…
朝一番だったら良かったかもしれない?
間口11間の本堂は雄大なシンメトリー!
本堂の上段に上がり比叡山を見渡す…
比叡山延暦寺は一ヶ月ほど前には雪景色になり、
その光景が京都新聞で紹介されていた。
それ以来比叡山は雪化粧を纏っているみたいだ。
妙満寺の本坊は拝観料が必要だが、
娘道成寺で有名な安珍清姫ゆかりの鐘、
「雪月花の三名園」の一つ「雪の庭」を見る事が出来る。
まだ観るに至っていないが、
新緑の鮮やかな初夏に観る予定をしている。
1973年に建立された仏舎利塔は、
紀元前200年頃、釈迦正道の聖地にアソカ王が建立した
インドブッダガヤ大塔を模し、このスタイルは日本で初めてと聞く。
この時も祈願のため仏舎利塔の周りを回ってる、
熱心な信者を見かけた。
その仏舎利塔の背面に
何となく誘われて回ってみると仏足石なるものも…
仏舎利塔を見上げると、
朝方の雪雲がすっかり初夏の青空の如く。