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オルテガベストの入手方法や希少なビンテージ柄をご紹介

オルテガベストを個人輸入する手順を解説!送料・関税・消費税のまとめ

2018年3月4日加筆・修正

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世界に一つの柄と手織りの温かさが魅力のオルテガベスト。その希少価値と手織りゆえにとても高価です。そこで一つの選択肢として、オルテガ公式通販サイト(ortega's weaving shop)で注文して個人輸入する手順を解説します

オルテガ製品は海外通販で個人輸入するとかなりお得に購入できます。まずは以下の記事でメリットとデメリットをじっくり検討してください。

関連記事>>>オルテガベストをお得に購入する方法とメリットとデメリット

オルテガベストを個人輸入する手順を解説!送料・関税・消費税のまとめ

注文前に確認すること

  1. ベストの注文は最大5枚まで
  2. 選べる色はブラック、ライトグレー、ターコイズ、スカーレット、ホワイトのみ
  3. サイズは34~42まで偶数刻み
  4. ロングコート、ポンチョ、小物入れなどの作品は現在購入不可
  5. チマヨ柄以外(ロードランナーなど)、ビンテージ仕様のライン入りなどは不可
  6. 柄などの指定は一切不可

かなり前ですが、私はサイトで選べる5色以外のベストやブランケットのロードランナー柄を織って欲しいと何度かロバート氏に頼みました。しかし、その注文はチマヨの店舗に来てくださいと丁重な返答をいただくばかりでした。

関連記事>>>サンダーバードやロードランナー柄のオルテガベスト

関連リンク>>チマヨベストショップのビンテージ柄デッドストック

オルテガ公式通販サイトの変更点(2017年7月~)

2017年7月よりオルテガ公式通販サイトにて、販売価格と購入可能な作品に変更がありました。

  1. ロングコートとポンチョの販売休止
  2. べストほか販売価格の変更

今までは公式サイトでも購入できたロングコートとポンチョが現地注文のみとなりました。またベストとコート(ジャケット)の価格が変更されました。

  • ポインテッド(ショート)タイプベスト $168⇒$178
  • スクエア(ロング)タイプベスト $175⇒$190
  • コート(ジャケット) $298⇒$340

数年前より原材料(毛糸)価格が上がっているとロバート氏が頭を抱えていたのは知っています。ベテランの織師さんが続々引退して後継者不足も原因でしょうし、その中で高品質を保つためには人件費を削減できない事情があるのかも知れません。

柄が選べない

オルテガ海外通販ではどんな柄が届くかわからないので不安、という声もあるでしょう。ですが購入して後悔したという話しを聞いたことはありません。

個人輸入する方は一度に複数のベストを購入することが多いようです。にもかかわらず今回の柄は気に入らなかったという声が少ないのはなぜでしょうか。

それは織り師さんが自分のためだけに仕上げてくれたということが理由の一つとして挙げられるでしょう。現地へのオーダーは誰かがセレクトしてお店に並べた作品を購入するのとは違ったロマンがあります。

もう一つの理由として、チマヨ柄はすべての作品が素晴らしく思えてくるからだと思います。

私たちはたくさんのチマヨ柄をみてきましたが、その時々で作品の表情が異なることをよく知っています。個人的に好みでないと思っていた柄がよく思えることもしばしばあります。

チマヨ柄はそれ自体に良し悪しがあるわけでなく、あくまで私たちのインスピレーションに訴えるものだからです。

それでは実際に注文手順を見ていきましょう。

オルテガ公式通販サイトでの購入手順

1. 公式サイトを開く

まずortegaの公式サイトを開き、画面上部の[Vests/Coats]をクリックします。

Ortegas Weaving Shop  >>> http://ortegasweaving.com/

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2. 商品とカラーの選択

ラジオタブをクリックすると色の選択ができます。

5色の中から選ぶことができますが、これはブランケットでもバッグでも同様です。

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ブランケットが見たいときには[Rugs/Blanckets]を、バッグやコースター、プレイスマット(ランチョンマット)などは[Accessories]をクリックします。

Rug(ラグ)はカーペットより小さく、部分的にアクセントをつけるための絨毯です。ブランケットよりも太い糸で織られているので厚みのある仕上がりになっています。

テーブルランナーは食卓の真ん中にズラーッと流すアレです。

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プレイスマットやコースターを5枚セット(set of~)で購入すると全く同じ色柄5枚になることが多いようです。革細工の材料としてなど、バリエーションが欲しい場合にはバラで購入した方がよさそうです。

最近ではプレイスマットの柄は中央にチマヨ柄ひとつになることが多いといわれています。数年前までは両側に小さく二つのチマヨ柄が施された作品がメインだったようです。こちらも手芸派には注意が必要です。

3. カートへ

ベストをカートに入れます。

ラジオタブで[Black]を選択して、[Add To Cart]をクリックします。写真では右のスクエアベストにラインが入っていますがライン入りを注文することはできません。

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4. カートで確認

[VIEW CART](黄緑の背景)で確認すると、ベストがカートに入っています。

pointedはポケット無しのショートタイプで、squareはポケット付きのロングタイプです。Qtyとは数量(quantity)です、ベストの注文総数が5枚を超えるとロバート氏からメールがきて修正することになります。f:id:narrow-gauge-shop:20161120084437j:plain

5. 会計~注文完了

[VIEW CART]の右隣[CHECK OUT](黄緑の背景)をクリックして会計に進みます。

画面中央に#1~#7まで入力項目があり、その上にはマネキンがいます。いろいろ書いてありますがロバート氏曰く、現在は使っていないとのことなので無視して構いません

#1の空欄に希望のサイズを入力します。34~42の間で偶数で記入します。昔は35などの奇数もありましたが、そこまでサイズが厳密ではないため、あまり意味が無いように思います。現在は偶数刻みでのみ注文可となっています。

さいごに支払情報と発送情報を入力して[Submit Order]をクリックして注文完了です。

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6. 受注完了メールの到着

送料を含む総額の受注完了メールが届きます。

注文時期と数量にもよりますが、完成までおおよそ6週間~3ヶ月程度です。

ロバート氏から発送完了のメールが届いてから2週間前後で荷物が届きます受取時には関税と消費税(+通関手数料)を忘れずに用意しておきます

住所の記載に関して

オルテガのサイトにはCounty(都道府県)やCountry(国名)がないので、City(市区郡など)のところに一緒に書いておけばよいでしょう。

これはオルテガだけに限りませんが、少しくらい記入場所が不明でも、伝票のどこかに住所がすべて記載されていれば(発送元が書いてくれさえすれば)よいのです。あとは世界一優秀な日本の宅配業者さんが確実にあなたのもとに荷物を届けてくれます。

これはお世辞でも何でもなく、海外通販を利用するとその事実に気付かされます。(例:〒000-0000 東京都千代田区千代田0-0-0)

電話番号の書き方

詳細住所や電話番号は海外で利用される(電話されても困っちゃいますね)というより、配達の際に日本国内で確認されるものです。よって海外の形式(+81-の後に最初の0を取って電話番号)で書く必要はありません。

クレカの選択

Card Typeの2番目、DiscoverというのはVISAやAMEXと同様に国際ブランドの一つです。日本では発行されていないためあまり知られていません。ここでは支払いに使用するカードの国際ブランドを4つの中から選択します。

送料と関税と消費税

注文時の注意点として、商品代金のほかに送料と関税さらに消費税がかかることを忘れないでください。予想外の出費に驚いてがっかりしないためにも、この部分はキチンと押さえておく必要があります。

あまり細かく書くと分かりづらいので、できるだけざっくりと書いていきます。

送料について

オルテガはUSPSを利用して商品を発送します。USPSとはUnited States Postal Serviceの略で米国の郵便局の宅配サービスです。プライオリティメール(Priority Mail)の保証付き(Insured)で発送されます。

保険が掛けられるため購入金額と数量(重量)により変動します。ベスト2~3枚とブランケットやコースターなど数枚購入すれば、送料はおおよそ3~6千円程度です。

おおよそ過ぎて恐縮です。ブランケットやラグを大量に買うなどすれば送料はアップしますのでご注意ください。またUSPSはちょこちょこ値上げなどもあります。

関税と消費税について

あまりざっくり過ぎるのもあれですが、オルテガの個人輸入に限ったお話をすれば、商品代金の6割に簡易税率10%の関税が課されると考えてください。

例えばオルテガで50,000円お買い物すると、、

  • 商品代金(50,000円) × 60% = 課税対象額(30,000円)
  • 課税対象額(30,000円) × 関税率(10%) = 関税額(3,000円)

窓口若しくは玄関で荷物を受け取るときに、関税だけでなく消費税も支払います。

  • 課税対象額+関税額(33,000円) × 消費税率(8%) = 消費税(2,640円)

※消費税は100円以下は切り捨てとなり、この場合2,600円になります

関税(3,000円)と消費税(2,600円)、さらに通関手数料(200円※USPSの場合)の合計5,800円を配達員さんに支払いようやく荷物を受け取ることができます。

厳密には関税率は通関時の解釈により異なる場合があり、課税対象額に送料が含まれるのかどうかなどもいろいろ変わってきます。

上記はあくまで少量の個人輸入に限った数字で、購入金額と数量により変動することを覚えておいてください。

たくさん買われる場合(ベスト5枚+ジャケットやブランケットなど)には必ずご自身で事前に調べてください。

消費税について追記

消費税は日本国内で消費される物品に課される税金です。外国人旅行者が日本国内の免税店で買い物をすると、国内では消費しないとみなされて輸出時と同様に消費税は免除されます。

尚、課税通知書の消費税欄に8%の記述がないのは、国税(6.3%)と地方税(1.7%)が分けて記載してあるためです。ちょっとわかりにくいので注意してください。

翻訳機能

身も蓋もない話ですが、グーグルクロームの翻訳機能を使えば早いという声も聞こえてきそうです。しかしできるだけ英語には慣れ親しんでおくべきだと思います。

主な理由として例えばドイツ語を日本語に機械翻訳してもピンとこないときに、文法体系が似通った英語に訳すとスッキリわかるということがあります。

つまり英語にある程度親しんでおけばフランス語でもスペイン語でも怖くないということになります。ただし会話は除きますが、、

支払情報と発送情報は入力する内容が基本的に同じです。ここでは少しでも慣れるためにも翻訳機能の利用は最小限に留めることをおすすめいたします。

これからは世界中から買って、世界中に売るのが当たり前になってきますので。

海外通販まとめ

個人輸入はあくまで自己責任です、絶対に安全だと言い切れるものではありません。しかし少なくともオルテガに関しては信頼できるショップです。商品に瑕疵があった場合にもキチンと対応してくれます。

注文メールの対応はすべて現当主のロバート・オルテガ氏が直々に行っているようです。歴史と伝統に敬意をもって接すればレスポンスもよく、対応の丁寧さは日本のショップと何ら変わりません。

USAは国土が広くクレジットカードも浸透している通販大国です。またオルテガ・チマヨ・ウィービングは8世代に渡り信頼を積み上げてきた老舗です。しっかりと下準備をして注文すれば過度に心配することはありません。

当ブログの記事が、世界にただ一つのお気に入りの一枚を手に入れるための一助となればうれしく思います。

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