9時を回りましてから娘を迎えに行った主人が
「結弦君、
 テレビ出てるぞー」
戻ります。


うん
だいじょぶ


凄い報道です。
世界最高得点の波動でしょうか。


戻った娘が
あっけらかんと
「ほんと
 強い。
 絶対負けないじゃん。」
申します。



得点更新に慣れきった出掛けの言葉もですが、
その勝利を信じることと
それを当たり前に感じることは
違います。


この当たり前感覚、
ちょっと怖く思いました。


「努力してるからだよ」

「結果出すよねー。
 毎度出せるだけ強いってことでしょ?」

うーん
まだ違う。
何か違う。



この当たり前感覚、
ファンの期待より
遥かに重い期待ではないか。
そんなことを思いました。






そして、





今日の幸せに
微妙に
影を落とす娘の感覚も
分からなくはないな
思う報道に伝わる強さです。


 この最高得点は、
 繰り返し塗り替えられる。


他の選手に
そして
羽生選手ご自身に
塗り替えられるでしょう。


そんな予感に
今シーズンを楽しみに思いもし、
また
その都度報道に盛り上がるであろう絶対王者を印象付ける様々に
スケーターその人を支える応援を思いました。










当たり前ではないことを
全力で
達成しようと努力なさる。



その当たり前ではない強さの裏に
それと同じだけ表に出さない弱さも
おもちと思います。

怖さも
当然あるでしょう。

一人の人にかけられる期待として
余りに桁外れなものが
ございます。

その期待を
ご本人の夢として応援する身ですが、
その応援に
欠かせぬものを思いました。



お強いのは、
様々を抱えてなお、
最後に選びとる姿勢にあるように思います。


感謝を
必ずお選びになります。
進むことを
必ずお選びになります。



自分を憐れんで踞ることも
その進むと決めた道から逃げることも
選ばれない。




強さとは、
その選ぶ心にある。
そのお心をこそ支えたい。

そう思いました。





時に震え
時に涙しながら
それでも
それを選ぶお心を
私は
応援したく思います。




娘が
それを
自分の経験から学んでいってくれたらな
などと思う母です。

つい昨日出会った優しい方が
〝幸せに生きる〟ことを
選び続けられたこと
そんなことも
頭に浮かびました。




もう
間もなく
フリーの練習です。

今日の栄光は
既に
明日の壁でもある。

そんな厳しい今シーズン。
そこを戦う強さ。



自分もまだまだなんで
お恥ずかしいのですが、
矛盾も抱えつつ
明日の演技に祈ります。


どうか怪我なく
どうか楽しんで
良い一日となりますように。


画像はお借りしました。
ありがとうございます。




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