まだ
あなたの選択は告げられません。


もう10時。
どうであれ、
あなたが静かな夜を過ごしていて
くださいますように。



そう祈ります。



優しき手に





夜陰の中、
そっと
温かな手が
あなたの手を暖めます。





優しいご家族の手が
あなたの頭を抱き
あなたは
暖められます。



そんなあなたを思います。



転倒の瞬間を見ます。
そして、
目を閉じて思います。





そこにいること

そこに生きていること

ただ

それだけで祝福は温かく降り注ぐものです。



夢は胸に溢れ

その夢にあなたは向かう。

どこまでも向かっていくのです。



でもね、

今夜は〝羽生家の結弦〟でお休みになれますように。

そう祈ります。








ぼくが ここに
       まど・みちお

ぼくが ここに いるとき
ほかの どんなものも
ぼくに かさなって
ここに いることは できない

もしも ゾウが ここに いるならば
そのゾウだけ
マメが いるならば
その一つぶの マメだけ
しか ここに いることは できない

ああ このちきゅうの うえでは
こんなに だいじに
まもられているのだ
どんなものが どんなところに
いるときにも

その「いること」こそが
なににも まして
すばらしいこと として




その足に
幾つもの優しい祈りが
向かっています。


その祈りは
あなたを眠らせ
その足を労るものです。


眠ること
大事でしょう?


どんな朝も
未来に繋がる朝です。


どんな未来にも
この祈りは
そっと寄り添います。


選んで
決めて
朝を生きられますように。


そのためにも
静かな夜がありますように。





痛みが
あなたを苦しめることが
少しでも和らぎますことを
心からお祈りします。


画像はお借りしました。
ありがとうございます。



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