親父と息子の口喧嘩(ノーベル平和賞の劉暁波氏が危篤) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

親父「ノーベル平和賞受賞者で、服役中に末期の肝臓がんと診断された中国の民主活動家、劉暁波氏(61)について、入院先の中国医科大付属病院(遼寧省瀋陽)は10日、劉氏が危篤に陥っているとする医療チームの見解を公表したそうだ(産経ニュ-ス2017.7.10 18:19更新)。

 発表によると、劉氏は10日に腹膜炎や血圧低下、急性腎不全などを発症。磁気共鳴画像装置(MRI)による再検査の結果、肝臓がんの病巣の増大も判明し、病状から放射線治療は困難と判断したそうだ。」

 

 

親父「劉氏は、2010年2月に『国家政権転覆扇動罪』による懲役11年および政治的権利剥奪2年の判決が下され、遼寧省錦州市の錦州監獄に収監された。

5月に肝臓がんと診断され、仮釈放されて瀋陽の中国医科大付属病院で治療中だ。」

 

親父「ここで、零八憲章に触れておこうかな

零八憲章とは、2008年12月9日に中国の作家劉暁波氏ら303名が連名でインターネット上に発表した宣言文のことだ。

中国共産党の一党独裁を終わらせ、三権分立を保障する民主的憲政の下で、中華連邦共和国の樹立を主張している。」

 

親父「これが原因で、翌年服役することになるのだが、劉氏は2010年,中国での基本的人権の確立のため長年にわたり非暴力の闘いを続けてきたという理由でノーベル平和賞が授与された

しかし、服役中のため授賞式には出席できなかった。」

 

  親父「劉暁波氏は8日、入院先の遼寧省瀋陽市の中国医科大学付属第一病院で、ドイツと米国から来たがん専門医2人の診察を受けた。

病院の発表によると、2人は『がんが全身に転移しており、すでに終末期』と診断したということだ(朝日新聞デジタル2017年7月8日21時33分)。」

 

親父「劉氏は妻劉霞氏とともに海外に出国して先進的な治療を受けることを希望していた。劉氏の出国に向けた交渉は、劉氏夫妻の意向を受けたドイツが、北京の大使館を通じて6月から始めた。その途中で劉氏の病状が明らかになり、受け入れに前向きな姿勢をみせる米国も絡んで政府間の交渉が続いていたとみられるそうだ。

 関係者によると、ドイツと交渉を始めた当初、中国当局は出国に否定的な態度ではなかったという。だが、病状が明らかになった後の先月29日、当局はドイツや米国との交渉で出国要請を拒否し、態度を硬化させた。「国際的な批判を浴びて出国を認めた形にはしたくない」(外交筋)との見方も出ているようだ(朝日新聞デジタル2017年7月7日15時00分)。

なんとも面子にだけは拘る国だな。」