親父と息子の口喧嘩(「ポスト習」登用せず きょう閉幕、中国最高指導部7人判明) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

【中国共産党大会】

 

 親父「25日に開催予定の中国共産党中央委員会第1回総会(1中総会)で決定される党最高指導部人事が23日、判明した。栗戦書党中央弁公庁主任(67)、趙楽際党中央組織部長(60)ら習近平総書記(国家主席)=(64)=の側近が起用された。新指導部の全員が60歳を超えており、ポスト習世代といわれる50代の政治家の名前はなかった(産経ニュ-ス2017.10.24 06:00更新)。」

 

親父「最高指導部の政治局常務委員に内定しているのは、習氏、栗氏、趙氏のほか、李克強首相(62)、韓正上海市党委員会書記(63)、汪洋副首相(62)、王滬寧(おう・こねい)党中央政策研究室主任(62)の7人。1中総会で正式に選出される。習氏と李氏以外の5人は新任で、すべて政治局員からの昇格となる(同上)。」

 

 親父「このうち、汪氏は胡錦濤前総書記が影響力をもつ共産主義青年団(共青団)出身。韓氏は江沢民元総書記に近い。王氏は各派閥とも良好な関係にある(同上)。」

 

親父「18日に開幕した第19回党大会は24日、習思想を党規約に盛り込んだ規約改正案を採択して閉幕する(同上)。」

 

 

息子 「やはり王岐山氏の残留は無理だったか。まぁ習近平氏が望んでいなかったのかもしれないし、真相はよくわからないな。

 

それを受けて、人民の人気取りとしてずっと習近平氏が行っている『汚職摘発という名の政敵粛清』の陣頭指揮は、趙楽際という人物に変わるそうだな。

 

ポジションとしては、中央規律検査委員会書記というやつだ。まぁこの趙楽際氏の手腕が、習近平体制のキーとなるだろうね。」

 

親父「王岐山氏については、産経は別記事『習近平総書記も慣例は突破できず 盟友・王岐山氏、「68歳以上引退」の壁で留任かなわず』の中でも盛んに習近平氏が王氏の留任を切望したような観測を書きたてているが、私はそうは思わないな。

コンブレックスの塊のような習氏が、兄貴ヅラをする王氏をいつまでも身近に置きたいと思っていたはずはない。

ご用済みで厄介払いをしたのさ。」

 

親父「チャイナウオツチャ-の間では、次世代を担う候補として中國共産主義青年団派のエ-スの湖春華と習近平派の陳敏爾という50代の二人の常務委員会入りをもっぱら予想していたが、宛が外れたな。

毎日新聞に至っては、17日の紙面で、『陳氏、中国副主席に内定 習氏の後継固まる』

 と派手にやらかしていたが、大空振りじゃないの。

習近平氏が今頃から後継者を定めるわけがない。

彼は毛沢東と同じく、終身党主席を狙っているのはみえみえじゃないか。

陳敏爾氏は習近平派の大番頭らしいが、そんな奴に限って主人の寝首を掻きにくる。

習氏はそんなことは先刻ご承知だよ。」