親父と息子の口喧嘩(「空母を建造しなければ死んでも死にきれない」) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

 

 国産空母、中国海軍の長年の悲願

 

親父「空母建造は、中国海軍にとり悲願だったが、長年にわたり実現を阻まれてきたという歴史がある。

中国海軍で『空母の父』と呼ばれる故・劉華清氏は、1970年代から空母建造の必要性を主張し続けた。だが、当時の最高実力者、鄧小平は『時期尚早』などと、再三再四の要請を拒否し続けたとされる。

鄧小平は主要国と対立せず低姿勢を貫く『韜光養晦(とうこうようかい)』を外交路線としており、空母建造で『中国脅威論』が国際社会で高まることを警戒したとみられる。

海軍司令官や軍事委員会副主席を務めた劉氏は『もし中国が空母を建造しなければ、私は死んでも死にきれな』との言葉を残したと国営新華社通信は伝える(産経ニュ-ス2018.1.1 03:06更新)。」

 

親父「その後、江沢民、胡錦濤両政権は国防予算拡大を続けたが、トウ小平路線を踏襲して国産空母建造には積極的でなかった。

 この長年の『悲願』を実現させているのが、『強軍の夢』を掲げる習近平国家主席だ。

習氏は昨年10月の共産党大会でも、今世紀中頃までに『世界一流の軍隊』を作る長期目標を強調している。

米軍と肩を並べる軍事力獲得を目指す姿勢をにじませ、空母建造は強軍路線の象徴となっているようだ(同上)。」