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娘はまだ1年半の人生の中だけど、

一番通った場所ががんセンターになってしまった。



本当に『ママの大切な時間に付き合ってくれてありがとう』といつもいつも思っていた。


それくらい付き合わせてしまって、

狭い部屋で長い時間退屈に(させない努力はしていたつもりだけど…)させちゃってごめんねといった気持ちでもあった。


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キッズルームで娘をみながら待っていると、

子連れのいろんな家族と対面した。



本当に毎日毎日、

時には同じ家族と何日も。




話をする。


誰にも言えなかった心の内を話ししてくれた同世代のママ達もいた。




皆抱えている不安、

家族を失う恐怖、

育児をしながらの葛藤、

子供を入院患者に会わせてあげられない悲しさを抱えていた( ;  ; )




胸が張り裂けそうな思いでいろんな話を聴いた。


私も同じだから気持ちが痛いくらい理解できる気がした。




中でも私くらいの歳のママが、

旦那さんが闘病中で赤ちゃんと上の子を1人見ながらがんばって通院している姿は特に考えさせられた。


逆に若い奥さんが闘病中のパパもいた




なんだかもう、すごいドラマがいくつも繰り広げられている。



私自身もガンにとても詳しくなってしまった。



病気を抱える家族がいたら

その病気について嫌でも知識が増えて

詳しくなってしまうんだよね。


大切な人のことを少しでも知りたい、

少しでも一緒に闘いたいという気持ちの表れなのかな…





そこはがんセンターだったから、

もうその病院には

がんと闘う患者さん、

あるいはそのご家族しかほぼいない。




だからもう、

言葉にするには難しいけれど…


そこに存在するみんなが大きな何かを抱えてそこにいた。


それを毎日感じた。




自分が呼ばれるのを待つ歳のいった親子、

車椅子を押す老夫婦、

帽子を深々とかぶっているお兄さん、

そんな中には私の歳よりもまだはるかに若いと思うような子もいたり…。



私は毎日毎日いろんな人を見ながら

いろんな感情が混じっていた。




少なくともこの場にいる人たちは

常に生と死と向き合っているんだろうなと感じた。



だからこそ誰もが人に対して優しくて。




エレベーター1つの譲り合いから

トイレをいつも綺麗に掃除しているおばあちゃんに対する対応から、

病院内のカフェやレストランや警備員さんなど働く方たちも皆、

本当に心がある人が多かった。


もちろん常に対応してくださる看護婦さん達やドクターも含めて。




そんな優しくて、

心地よくて、

時間が優しく流れる空間だった。



言葉にするのは難しいんだけど、

それは私が今まで感じたことのない時間の流れ方で空気の感じ方だった。





つづく…



 
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