翌日は爽やかな朝陽の光で目覚め
これからの事を考えていました。
Kさんは
「旦那さん、絶対に心配しているはずだから
今日は家に帰った方が良いよ」
と私を説得する口調で言いましたが
彼女ももちろん
夫の超外ズラしか知らない。
そんな心配するような夫なら
はなから 出て行けー!!と
何度も怒鳴らないと思うんだけど?
でも、
もうKさんにもこれ以上
迷惑をかけられないし。。
どこに行こう。。
そうだった、
夫は今夜から夜勤だったはず。。

Kさんには後日、改めて御礼に伺う事にして
お世話になった感謝の気持ちを伝え
午後には子供達を連れて
公園へと向かいました。
しばらくここで遊ばせて
夕方には家に戻ってみよう。

夫は夜勤の仕事へ行く身支度中で
何事もなかった様に平然としていました。

"手続きまでに1日〜2日"
という
あの担当者の言葉が頭をよぎりました。
まだ何も事態が変わっていない事に
なんだかホッとする複雑な混迷した気持ち。

その"トキ"が来た時に
何が起こるんだか予測不可能なだけあって
そのままドロ沼の離婚へと
突入するかもしれない。
ただ想像できるのは
私への夫の激しい憤怒と憎悪だけ。
夜勤へと出かける夫の背中に向かって
私は声をかけました。

「これから何が起きても
私が一番望んでいるのは
家族の幸せだという事を忘れないで」

夫は驚いたように振り返って
「何を言ってるんだ?なんか意味深だな?」
それ以上、その言葉の意味を聞いてくる夫に
私はただ静かに彼を見つめて
微笑んだだけでした。
そして「忘れないで」と最後に繰り返して
車に乗り込む彼を見送りました。

私が必死に守ってきたもの。。
それは家族という "きずな" でした。





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