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伊調馨選手のパワハラ問題で告発人を直撃 レスリング協会との食い違いの真相を激白

2018年03月03日 | 事件
伊調馨選手のパワハラ問題で告発人を直撃 レスリング協会との食い違いの真相を激白〈dot.〉
3/2(金) 17:50配信 AERA dot.
伊調馨選手のパワハラ問題で告発人を直撃 レスリング協会との食い違いの真相を激白〈dot.〉
北京五輪のレスリング女子63キロ級で金メダルを獲得し、栄和人コーチ(当時・右下)に担がれる伊調馨選手=2008年8月 (c)朝日新聞社
 日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)が五輪4連覇の伊調馨選手(33)に対し、パワハラを行ったと告発する文書が内閣府の公益認定等委員会に提出され、その内容を週刊文春が大々的に報じ、波紋が広がっている。日本レスリング協会は5日にも伊調選手と栄氏を事情聴取するという。

【写真】内閣府に提出された告発状はこちら

 問題の告発状は、貞友義典弁護士の名前で内閣府に提出された。告発状では、伊調選手が、栄氏など協会幹部から練習場を使わせない、コーチを外すなどの嫌がらせを受けていたことが書かれている。東京五輪で5連覇を目指す伊調選手が練習すらまともにできない現状に、心配するレスリング関係者が告発状の作成に協力したという。

 一方、同協会はパワハラや練習場を使わせないなどの事実を全否定。伊調本人も所属するALSOKを通じて「告発状については一切、関わっておりません」との声明を発表するなど、真相は「藪の中」。

 2020年の東京五輪を控え、金メダルの量産が期待される同協会は大混乱に陥っている。AERA dot.編集部では告発状を提出した貞友義典弁護士を直撃。真相を60分にわたって激白した。

* * *
──なぜ、貞友弁護士が内閣府の公益認定等委員会に告発状を出したのですか。

 伊調さんへの長年にわたるパワハラ行為は、複数の五輪出場選手や協会関係者から話を聞いて知りました。みなさん伊調さんの練習さえできない状況をとても心配していました。

 私は、税金から多額の助成を受けている日本レスリング協会があまりにもひどい行為をしているので、管轄する内閣府に通報するべきだと考えました。ですが、関係者の名前が協会に伝わると、告発した側に被害が及ぶかもしれません。また、教え子や後輩選手にもパワハラが広がる可能性もあるため、関係者たちは告発を非常に怖がっていました。

 そこで、私が告発人になることで関係者に了解をいただき、まずは昨年12月14日付で「ご要請及びご質問」と題した文書を内閣府に提出しました。しかし、内閣府からは十分な回答が得られなかったため、告発状を作成し、今年1月18日付で提出しました。


告発状では、「A」と「B」と書かれた二人がこの問題についてのヒアリングに協力すると書いていますが、すでに報道されている通り、Aさんは伊調さんのコーチです。

──伊調選手は告発には関わっていないのですか。

 まったく関わっていません。姉の千春さんにも連絡をとっていません。ただ、伊調さんの状況については、告発に関わった人以外にも心配している関係者が多数います。

 本来であれば直接被害を受けた方が告発することが最善で、伊調さんに話を聞くべきだったと思う人もいるかもしれません。しかし、報道されているパワハラの事実をみればわかるように、伊調さんを含めて関係者が協会に対して直接的に声をあげることは無理です。

 告発に関わることは、東京五輪で5連覇を目指す伊調さんに害が及ぶかもしれません。そこで、私が告発人になることで、協会関係者から来るであろう批判を受けて立つことにしたのです。

──告発状を出してからの内閣府の反応は。

 返事がないのでこちらから電話をかけたのですが、内閣府の担当者は「調査は終了した」「協会のガバナンスには問題ない」と答えるだけでした(編集部注:内閣府は発言を否定)。「今後の参考にします」とも言っていましたが、告発状でヒアリングを受ける意志があると伝えていたAさんとBさんに、内閣府は話を聞くこともしていません。

──問題発覚後、内閣府は「調査をする」と言っています。

 報道が出て、菅義偉官房長官が3月1日の記者会見で調査の可能性を示唆したから、方針を変更したのではないでしょうか。少なくとも私が電話をかけた時は、ヒアリングをする様子はまったくありませんでした。

──3月2日には、協会が伊調選手と栄氏にヒアリングを実施することを表明しました。協会はパワハラの事実を否定しています。

 練習場を使わせない、コーチを外すなどのパワハラ行為について、正式に決定した文書は存在しないでしょう。だからといって、パワハラの事実がなかったわけではありません。伊調さんが練習場所として使用していた警視庁では、リオで4連覇を達成した後、マットを新調するために伊調さんとAコーチの名前で要請を出してもらい、マットが一新されました。しかし、伊調さんはそのマットで練習できていないのです。何か力が働かなくてはそんなことは起こりえないのです。パワハラの事実は明らかです。

──なるほど。パワハラ以外にはどんな問題点がありますか。

 報道が出た後、栄氏が伊調さんにパワハラをした理由について「コーチとしての面子をつぶされた」とか「教え子が離れたことへの嫉妬」などといった解説がありましたが、私はそう考えていません。

 栄氏は2010年にモスクワで、A氏に対してコーチを辞めろと言った際に「伊調が辞めても他の選手が育っているからいい」と言っていたそうです。これが事実であれば、どういう意味なのか。伊調さんを引退に追い込むためにA氏にコーチをするなと言ったことになります。自らの方針に従う選手以外は必要ない、栄氏に近い選手しか日本代表に選ばれないことになりかねません。

──協会は、A氏が伊調選手のコーチをすることは禁止しておらず、委嘱している男子フリースタイルチームの育成・強化がおろそかにならないように指導しただけだ、と説明しています。

 Aコーチの指導がおろそかになっていたという事実はありません。むしろ、Aコーチの影響で強くなった伊調さんを見て、特に女子選手から「Aコーチの指導を受けたい」との申し出もあった。選手にとって、優秀なコーチから指導を受けたいと考えるのは当然のことですが、その願いはつぶされてきました。協会には多くの問題がありますが、内閣府も報道が出るまでは「ガバナンスに問題はない」と結論を出していました。そのことも問題ではないでしょうか。


* * *
 日本レスリング協会の見解の骨子は以下の通り。

「当協会が伊調選手の練習環境を不当に妨げ、制限した事実はございません。同様に、当協会が田南部力コーチに対し、伊調選手への指導をしないよう不当な圧力をかけた事実もございません。(略)当協会として、伊調選手に対し、男子代表合宿への参加を禁止したこともございません。(略)これも当然のことではありますが、当協会が、警視庁レスリング部に対して、伊調選手を練習に参加させないことや、田南部コーチを指導から外すよう働きかけた事実もございません」

(AERA dot.編集部 西岡千史)
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