「 真冬の向日葵 」       

著者:三橋貴明、さかき漣

 

昨今の安部総理へのマスコミからの 異常なバッシングに、

違和感を感じたすべての人が読むべき本。

この本はフィクションだが、山崎豊子さんクラスでかなり核心に

せまっている。

 

「 中川昭一元財務大臣酩酊会見 …… 」 。

2009年2月、ローマで開かれたG7の財務大臣・中央銀行総裁会議

にて、中川昭一財務相は白川方明日銀総裁等と共に参加しました。

リーマンショック対応等に関しての協議が行われた会議でした。

しかし、会議終了後の記者会見にて、中川氏は朦朧とした状態の中で

会見に臨み、発言などはしどろもどろでした。
これを契機に、中川氏は与野党問わず批判を浴びました。

また、マスメディアなどのバッシングを受け、国民からも非難を受けました。

結果、中川氏は時の総理である麻生太郎元総理大臣へ辞表を提出。
辞任後の中川氏は引き続きバッシングを浴び続け、さらには総選挙で落選。

同時に、総選挙を経て民主党に大敗した麻生政権は、民主党に政権の座を

明け渡す事となりました。
そして数ヶ月後の、中川氏の不自然な 『 死 』 ……

 

日テレのウジイエと読売のナベツネが、財務官僚、民主党議員など

利害関係の 一致する人間と手を組み、自民の保守議員に対して、

アンチキャンペーンを張った。
もちろんそれに朝日も同調したということ。

 

朝日新聞主筆若宮の 「 安部バッシングは朝日の社是 」 発言など、

もうマスコミとは思えない。

 

欧米の先進国の多くでは、言論の多様性や、メディアの相互チェックを

確保するため、新聞社が 放送局を系列化する 「 クロスオーナーシップ 」

を制限禁止する制度や法律が設けられている。

日本も即刻禁止し、広告税の導入や、諸外国並みの電波利用料( テレビ )

とすべきであると。

しかしそんな政策を掲げると、すべてのマスコミから袋叩きにあうだろう。

 

 

 

以下、小説 「真冬の向日葵 」 の中の一部です。

あくまでもフィクション、作り話です。

 

登場人物
中井昭二 → 中川昭一
財部晋三 → 安部晋三
柳田吉夫 → 柳澤伯夫 ( 第一次安倍政権の厚生労働大臣 )
松本利文 → 松岡利勝 ( 第一次安倍政権の農林水産大臣 )
久谷一生 → 久間章生 ( 第一次安倍政権の防衛大臣 )
赤木和彦 → 赤城徳彦 ( 第一次安倍政権の後任農林水産大臣 )
森木明 → 森喜朗
青田俊雄 → 青木幹雄
中山修直 → 中川秀直
片河いつき → 片山さつき
橋元 → 橋本龍太郎
大泉 → 小泉純一郎
小川 → 小沢一郎
鳩川 → 鳩山 由紀夫
氏本清次郎 → 氏家 齊一郎 ( 国民テレビ会長 → 日本テレビ会長 )
渡会秀雄 → 渡邉 恒雄 ( 読解新聞会長 → 読売新聞会長 )
丹下泰波 → 丹呉泰健 ( 財務省主計局長 )
玉林太郎 → 玉木林太郎 ( 財務省国際局長 )

篠塚直治 → 篠原尚之 ( 財務省財務官 )
和多真 → 和田誠 ( バチカン放送局、神父 )

八俣ひろみ → 原聡子 ( 国民テレビ記者 → 日本テレビ記者 )
江崎千夏 → 越前谷知子 ( 読解新聞記者 → 読売新聞記者 )

左が 「 真冬の向日葵 」 での登場人物名称、右が実際の名前です

( 間違っている可能性もあります)


なじみの薄い政治家・人物には役職名を振りましたが、本書内での

役職と同等です。
八俣ひろみ → 原聡子、江崎千夏 → 越前谷知子の両名に関しては、

後に詳細を記述します。
なお、G7会議後の会見で中川氏の隣に座っていた白川日銀総裁は

本書には登場していない様子。
 

 

G7会議にて、IMF専務理事との署名式を終えた中井 ( 中川 ) の元に、

財務省の玉林太郎国際局長 ( 玉木林太郎 ) と、読解新聞の江崎千夏

( 越前谷知子 )、そして八俣ひろみ国民テレビ記者 ( 原聡子 ) がやって

来た。

八俣は中井に祝杯を共に挙げようを提案。

同上三人が席を用意したようで、慰労会が催される。

出席者は財務官篠塚直治 ( 篠原尚之 )、玉林太郎国際局長、読解新聞

の江崎記者、国民テレビの八俣ひろみ、中井の秘書官杉澤。

中井の高校の同期の財務省の玉林国際局長は、
八俣ひろみと共に中井

( 非常に酒に強い ) を、わずかワイン2杯で酩酊させ、上司である中井が

まともでないのに強引に会見させ、自身は異例の昇格を果たした。

ここまで卑劣な男は許せない。
 

中井は普段であればこんなに早く酔うはずが無いので自身の疲れを疑い、

記者会見のキャンセルを秘書に依頼し、席を離れていた。

しかし、結局記者会見は開かれてしまい、中井大臣の酩酊会見。

篠塚直治財務官、玉林太郎国際局長が会見を主導した。

( 実際に同席していた白川方明前日本銀行総裁に関する記述は無し )

中井財務大臣は酩酊会見をメディアが連日報道したため辞任させられた。

そして八俣国民テレビ記者は、ローマから帰国後、汐留の氏本会長室に

直行した。

 

彼女は賞賛の言葉を同会長よりかけられる。

氏本 「 一体何を使ったんだ?」 と質問するも八俣ははぐらかす。

氏本は 「 君は優秀な人材である 」 と八俣に声をかける。

読解新聞の江崎は 「 会見は面白くなるわよ 」 と、酩酊会見を予言させる

ような発言をレイター通信の記者にしていた。( ロイター通信 )

それを受け、八俣は 「 渡会読解新聞会長に江崎を表舞台から引かせる

様、進言して欲しい 」 と氏本に提案。

氏本は 「 財務省の玉林と篠塚が、次の人事で栄転した 」 という話題を、

に振る。
八俣 「 自国の大臣を失脚させておいて栄転とは …… 」 とつぶやく。


中井元財務大臣の葬儀にて、彼の妻よう子が玉林の弔問を回想。

中井の高校時代の同級生で、中井の財務大臣時代の部下であり、酩酊

会見後に財務官に出世したとされる玉林太郎。
彼が 「 会見前の中井大臣は正常でした。財務省の記録でも、そうなって

おり、中井大臣の名誉は守られます 」 と述べている。

よう子は、「 財務省の記録で名誉が回復しても、其れは財務省の中だけ

話ではないか。 財務省の名誉だけではないか 」 と省に対する批判的

情を向ける。

夫の名誉は踏みにじられたままであり、遺族は死ぬまで苦しみ続ける

のだ 」 と反芻している。

 


という具合で、中川昭一元財務大臣酩酊事件の内容を記述しています。

彼らが直接何かをした、という描写はありませんが、明らかにメディア側

の人間が、中川氏を酩酊させる舞台をセッティングし、その裏には日本

テレビの氏家氏と読売テレビの渡辺氏が関わっていると匂わせています。
同様に、財務省の人間は中川氏のキャンセル依頼を却下して、会見を強

行した様な記述があり ( 財務官僚が会見を主導しているという内容のみ )、

彼らは後に栄転したと記述されています。

 

プロパガンダ手法
<ネームコーリング>
対象となる相手に悪いイメージをもたらすレッテルを貼り、それをひたすら

繰り返すという手法。

何千回と悪口をメディアで繰り返し、悪印象を大衆に与える。

<バンドワゴン効果>

たとえば野党の支持率が大したこともないのに、実数以上に報道すると、

国民の意思が影響を受ける。

<人格攻撃・非平凡化>
野党が大衆と同じ境遇にあることを示して、国民から安心や共感を引き

出す、これを平凡化と呼ぶ。

その逆で権力者が傲慢であると喧伝し、国民からの支持率を下げる方

法が非平凡化。


<報道しない自由>

マスコミがお得意の手法。

<カードスタッキング>
野党に都合のいいことのみを報じ、不都合なことは隠すという手法。

 

 

 

私は、中川大臣がすごく好きだったので、あの会見は驚きだった。
率直に、何で日本側は大臣は体調不良で会見できないと、

本人が行く気でも無理にでも止めなかったんだろうと思っていた。
その盟友の麻生さんが、今回は安倍首相共々、窮地に立っている。