マヌエルからキーを受け取りエンジンをかけた。
なんとも言えないエンジンの音。以前乗ってたスポーツカーを思い出す。
早く乗りたい衝動を抑え、そのエンジン音をききながら父親と話す。
シティーは混んで大変だとカスコビエホからムルチプラザまで10分で行けるのに2時間もかかったと言う。
確かにパナマに降り立ってトクメン空港からシティーに向かって走ると、高層ビル群に圧倒されるはずだ。
私もそうだった。5年前でそうだから、今は尚更そう感じるはずだ。日本と違い活気に満ちている。
シンガポールを目指してると言うのも納得。
エンジン音が落ち着いてきたのがわかったので、二人とハグして助手席に乗り、彼らのマンションを去った。
なんてかわいい車なんだ、どこもかしこもパーツがいちいち可愛い。
スポーツカーに負けない足回り。いろんなタイプのスポーツカーを乗ってる彼も、この足回りには驚いたようだ。ここまでミニがいいとは思わなかった。
シティーをぬけアメリカ橋を渡ったら、早速運転を代わってみた。
なにこれ、地面にへばりつく感覚。スープラターボAを思い出した。小さいながらも乗ってて安心感がある。久しぶりにアクセルの重みを感じた。アクセルとギヤの絶妙なバランス感覚が好きだ。
思わずスピードを出したくなった。
まてよ、ここはパナマ、気持ちを抑えてミニとの一体感を感じながら夕日に向かい走り続けた。
心の中で呟く「マヌエル、グラシアス!」「¡Viva Panama!」。
Fin.
まてよ、ここはパナマ、気持ちを抑えてミニとの一体感を感じながら夕日に向かい走り続けた。
心の中で呟く「マヌエル、グラシアス!」「¡Viva Panama!」。
Fin.
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