ふるさと納税という名の一種の寄付制度が始まってから今年は10年目を迎える。
当初、私は少ない金額ではあるが、まさに「ふるさと」に納税していた。
私の動機は単純だ。生れてから18歳まで私を育ててくれた「ふるさと」にわずかなりとも貢献したかったからだ。
ただ、ここ数年、ふるさと納税はしていない。動機はこれまた単純だ。各地で「返礼」なる商品が出回ったからだ。
それ、おかしいだろう。送ったお金は全部「ふるさと」の事業に充ててくれよ。返礼なんていらないよ。
1~2年前から問題になっていたことだが、今年は特に大きく取り上げられている。そりゃそうだろう。
この制度が始まった頃、送金するとお礼の手紙が送られてきた。その手紙を「トリミング」すると「ふるさと」の花をデザインした封筒ができあがった。それが嬉しかった。
今の返礼品には魅力的なものがいっぱいある。でも、それをもらうために「納税」するの?
「ふるさと」は私の誇りだ。私自身が偉いわけでもなんでもないが、「ふるさと」は誇りだ。
「ふるさと」に思いを馳せつつ、「ふるさと納税」は当分見送らざるをえない。残念だ。
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