ピーター・ラビット in 名古屋 | (新)なごやん

(新)なごやん

名古屋からJリーグ アルビレックス新潟に熱い思いを送ります。旺盛な好奇心そのままに、アルビネタに留まらず、鉄道、芸術、SWL(短波・海外放送受信)、昆虫、等々、思いつくまま書いていきます。
これまでの「なごやん」にログインできなくなったため、こちらで続けます。

 日本中、否、世界中の子どもたちだけでなく、大人たちにも人気のあるピーター・ラビットは私も大好きで、いくつかのグッズを持っています。ナーサリー・ウェアーですが。

 1980年代に発刊された「The Tale of Peter Rabbit」のシリーズも一通りは持っているのですが、今は段ボール箱の奥に追いやられてしまっています

<食器棚と「なごやんのミニ博物館(別名資料室)」から取り出したピーター・ラビットグッズ>

 

 そのピーター・ラビットをテーマにした「ピーターラビット展」が名古屋で開催中です。

 この展覧会はピーター・ラビットの生みの親、ビアトリクス・ポター生誕150周年を記念して昨年から全国を巡回しているもので、最終地名古屋では9月16日に始まりました。

<ちらしとチケット>

 

 会場は名古屋市博物館で、市営地下鉄のあちこちに広告が掲出されていました。

<地下鉄車内の広告>

 

 私は名古屋開催初日に行ってきました。

 台風襲来直前で雨天でしたが、記念講演会があったからです。

 

 市営地下鉄桜通線、桜山駅で降りて徒歩3分位という好アクセスの場所にあり、アプローチではさまざまなキャラクターが迎えてくれます。

<名古屋グランパスののぼりも迎えてくれる美術館への通路>

 

 正面の入り口はこのようです。

<美術館正面>

 

 博物館前の庭にもキャラクターがいっぱいです。

<雨の美術館前庭>

 

 展示場入り口では小さな人形が勢ぞろいしています。

<展示室入場口>

 

 通常はぬいぐるみがドーンと腰をおろしているフォトスポットにはこの日、1日3回に渡りピーターが現れ、「一緒に写真を撮ろう」というイベントがあったため、ピーター"出現"時刻が近づくとこの写真を撮りたい人(主には子どもたち)が長い列を作っていました。

<フォトスポット>

 

 展覧会ではピーター・ラビット初版本の下絵などピーター・ラビットシリーズの様々な原画をたくさん見ることができますが、今回の作品は全て英国ナショナル・トラストからのものです。

 

 飼っていたウサギがピーター・ラビットのモデルになったとのことです。

<ピーターの素描(1898)>

 

 この展覧会では、単にビアトリクス・ポターの作品だけではなく、デルマー・バナーの描いたビアトリクス・ポターの晩年の肖像画もありました。

<デルマー・バナー「ビアトリクス・ポター」(1938)>

 

 この他、ビアトリクスの履いていた木靴やビアトリクスの父が絵付けした陶器の皿、ビアトリクス自身が絵付けしたタイルなどが展示されていました。

 

 また、ビアトリクスが18歳の時に綴った暗号日記ではミケランジェロを批判している部分もあるのだそうですが、私はこの暗号を解読した研究者の存在に驚かされました。

 

 記念講演はこの企画の監修者でもある河野芳英教授による「ここが見どころ、ピーター・ラビット展」と題したもので、約90分、興味深く聴くことができました。ただ、ご自分のゼミの学生のボランティア活動の話などを入れたこともあり、言いたいことを全て言い尽くせたわけではなかったようです。私も学生の話(10分程度)は全くの蛇足だったと思いますし、アンケートにもそう書いてきました。

 

 とにかく、「ピーター・ラビットの全て」というより「ビアトリクス・ポターの全て」と言った感じで、子どもはもちろん、大人も十分楽しめます。

 

 この展覧会は昨年9月、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで始まり、福岡、仙台、大阪、広島、八王子と巡回して名古屋が最終開催地で11月5日まで開かれています。

 

 原画はともかく、ナショナル・トラストが保存しているビアトリクス・ポターに関する資料が日本でこれだけ集められる機会はそれ程多くないと思います。

 

相互リンク⇒アクティブなごやん(ゴートク、ブンデス、HSV)

 

ピーターも昨晩は中秋の名月を見ただろうか?⇒

 

こちらもクリックよろしく⇒