スポーツ用自転車について | 強迫に振り回されない人生を目指して

強迫に振り回されない人生を目指して

強迫性障害になって15年。
主に不潔恐怖と加害恐怖があります。

ここ数年は症状が悪化していて、毎日精神的にギリギリの生活を送っています。
今年こそは認知行動療法を実行していきたいです。

不潔恐怖の人は、身近に強迫対象になっている人がいる場合も多いのではないでしょうか。

僕も職場に何人かいます。
見た目が不潔そうな人ではなく、スポーツ用の自転車に乗る人たちです。

スポーツ用の自転車(ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなど)には泥除けが付いていない事が多く、それがどうしても気になるのです。
道路上の水をタイヤが巻き上げて、それが服やカバンに付着する可能性が高いからです。

特に雨上がりで道路が濡れている時はかなりの量の水を巻き上げていると思います。ただの雨水ならいいのですが、もしそうじゃなかったら・・・。
悪い想像ばかりが膨らみ、彼らの服やカバンは最大級に汚染されている、というイメージが付いてしまっています。

ゆえに職場では無意識に彼らと距離を取ってしまいます。
とても失礼な行動をしているなぁと思いますが、強迫観念が強すぎて配慮する余裕がありません。

もちろん「自転車に乗らないで!」なんてお願いすることは不可能ですから、こちらが受け入れるしかないのですが、外の汚いものが(間接的に)自分に侵入するイメージがどうしても払拭できず、難しい課題です。

ちなみに僕自身も不潔恐怖になる前は自転車に乗るのが大好きでした。泥除けの付いていないクロスバイクでよく遠出していました。

道路が濡れていてもゴミが落ちていても全然気にしていなかったように思います。もちろんカバンを洗濯することは一度もありませんでした。

今考えれば鳥肌が立つような怖ろしさですが、きっとこれが健常者の感覚なんでしょうね。

あの頃の感覚に戻りたいです。