小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

五月十二日、十三日、十四日

2017-06-20 | 嘉永四年 辛亥日記

五月十二日 曇時々雨

時々降る。
三浦に行き岩橋に寄って、浅之助と一緒なったが一丁目で別れて帰ってきたそうだ。


五月十三日 

珍しく天気となった。夜には月も出た。風呂を焚く。
主人はどこへも出かけない。
とよの妹がきて泊まった。
森谷正八から魚(小魚6,はまち1)が送られてきた。さっそくに料理した。


五月十四日 

大いに快晴だ。
蒲団を洗う。
同五で酒を二升取り寄せる。
ぶしゅかん酒を作った。
2時頃からとよが妹と八百屋のおたかと三人連れで故郷へ帰った。少々揉めているようだった。
主人は4時頃から方々へ行った。
呉服やの安兵衞がきた。喜多村が新たにくる。
伴右衛門の事、出産の祝いに行った。魚を送った挨拶でもある。

大坂から赤石清友の使いが来る。
夜には岩一郎が市川に行き、権七もちょっときた。
大工の伊兵がきたので燭台の箱を拵えさせる。
田宮に返事を書いて弟御に言付けた。

10時前に主人が帰宅。富永で酒を吞んできたそうだ。
仁井田、岡本へも行ったらしい。



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2 コメント

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都会のくらしは? (鮎)
2017-06-21 06:22:28
おはよう御座います。
都会での日々の暮らし落ち着かれましたか?
ダダも山里の空気と異なって戸惑いながらも、元気で日々を過ごしてますか・・
本格的な梅雨に入りダダの散歩しばらくは残念ですね。
小梅日記を楽しく拝読させていただいてます。

Unknown (akigasumi)
2017-06-25 23:52:42
鮎さん、いつもありがとうございます。
コメントをいただいて嬉しくなって近況報告をアップしました(^o^)
阿倍野区立晴明が丘小学校に新入生で入学したんです。そのせいか大阪はふるさとのような気がして馴染みやすいです。
暑くなります。ご自愛くださいね。

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