フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

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2針ユニバ―シティ(UNIVERSITY)腕時計

2017-03-30 09:00:00 | 腕時計

2針17JEWELS腕時計UNIVERSITY

 スクエアーでシンプルな手巻きの腕時計です。UNIVERSITY ブランドの腕時計は今でもあるようですが、これはかなり古いタイプです。今のデザインは大きくがっちりしたもので、同じメーカーなのか判りません。

  カルティエタンクに似ています・・・が、全くの別物ですね。

 

  裏蓋は銀製のように見えますが、STANLESS STEEL BACK のケースです。フレームは金メッキで、こすれて剥げています。
 白い文字盤はペイントで、ホウロウではありません。
 ケースや文字盤、ムーブメントから判断すると、1950年代頃のものではないかと思われます。

 

 

 

 文字盤にオイルがこびり付いていたので、レンズクリーニングリキッドで拭き取ります。

 

 

 ムーブメントは、テンプは振れているのですが 、すぐに止まってしまいます。調整が必要です。

 テンプがすぐ止まってしまうので、よく見ると天真に埃が絡まっていました。テンプの受板を留めているネジも緩んでいました。
 時計の裏面を上にすると動くのに、立てたり表面を上にすると止まってしまいます。テンプの受板が緩んでいて天真が、しっかり押さえれていませんでした。

 テンプは、ルビーを受けに使ったSHOCK PROOF です。ムーブメントは、しっかりした作りです。

 

 トカゲ革?のベルトは古くて硬化しているので、オイルを塗って軟らかくします。汚れも一緒に拭い取ります。
 オイルは野球のグローブなどに用いるもので、スポーツ用品店で手に入れました。乾燥して硬化しているものには、このオイルは手入れするのに必携アイテムです。
 古い革ベルトは、劣化しているものがほとんどですが、擦り切れてしまっているものは張り替えるしかありません。その場合、表の革は出来るだけそのまま残して裏だけ張り替えます。

 古いメタルのベルトも味がありますが、やはり革製のベルトは品があって格が違います。高級時計には欠かせないものです。
 特にオリジナルの革ベルトでキレイなものは貴重です。ヨーロッパの革加工技術は歴史があり、素晴らしいです。

 

 

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