経済政策、全く国民経済見てないわな | ずるずると道・郷・話を愛でる

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房総半島から栃木県北部を中心として、
街と街を結ぶ県道・国道・峠道を巡回しながら、
持続可能で成長する日本の未来の為に成すべき事を考えます。
日々の個人的な興味について書くこともあります。

 

なんかすごいことやるんじゃないか!?という勢いだけはすごいが結局何もなさない。むしろ、足を引っ張ってしまう結果になるにもかかわらず、それには既に関心を失い、奇をてらったものかどうかが評価の基準になっているのかもしれない。

 

既に、国力を表すことのような指標について、真剣に考える感覚も失われ、ただただひたすらに政商である財界の連中や外資、そして、日米合同委員会経由で、しめされるアメリカ資本家のことだけを優先することだけをやっているとしか考えられない状況は、日本の未来と言うよりは、ただひたすらに簡単に金を儲けることだけに興味がある連中や、外国勢力のために、経済政策が行われていることを示しており、本来的な目的である、国力増進ということなどは見失ってしまっているのだ。

藤井 聡 
https://www.facebook.com/Prof.Satoshi.FUJII/posts/1347403988693874 

もうメチャクチャです、 
「物価変動の影響を除く実質で前期比・・年率換算では0.6%減、・・・名目GDP成長率は前期比、年率では1.5%減だった」 
・・・ということは、デフレータもマイナスってことですから、 
「名目GDP、実質GDP、物価」 
の三つが揃ってマイナス! というハットトリックな最悪状況。 

こうなってるのにまだ、PBだとか増税だとか言っている人の頭あるいは精神がどうなってんのか、ホントにさっぱり分かりませんね。 

1~3月実質GDP、年率0.6%減 9期ぶりマイナス 
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL16H9O_W8A510C1000000/

 

金儲けすることならかっこいい生活の場を整えることはかっこ悪い。

奇をてらったことがやたらと重宝され、その効果の公平は評価の感覚が無くなっている世の中である。

生き方として身につけてしまった主体性の無さにもかかわらず、状況の偶然の積み重ねで、ここまで豊かさを享受できてきてしまった。そう、ココ最近に至るまで、冷戦や地政学的な位置と国民性より、経済成長をもたらして、莫大な国富もたらし、新自由主義的な政策転換により、国力を削られ続けてもまりある豊かさを享受できていたのである。

 

上記の指標は国力が削られていくことを示すわかりやすい指標ではあるが、こんなわかりやすいことすらも無視して、金を稼ぐことを優先してしまうのである。社会を作って多くの人間が反映することを持って発展してきた事を忘れ、それがアタリマエのこととして、ただひたすらに、作り上げたものを削ることで生きていくことに、疑問すら感じられなくなっているのである。

 

格差が拡大し、カネ持っている連中がひたすら金を集め、それほど金を持っていない連中は、少しでもずる賢さをもっている人間が金持っている連中にうまく使われ、それ以外の生活をまともにできないぐらいの格差を拡大させていく。技術や新しいやり方を開発することはできても、多くの人間はそれを享受して豊かになっていくことができない。そのうち、空回りする技術開発も行われなくなり、成長をする原動力も失われていく。結局維持継続もできない状況に陥ってしまうのである。

 

日本に限って考えれば、豊か過ぎる自然環境と正しく付き合うことで、持続的に成長できることは確かなことではあるが、それに目をそらし、何もしないでいれば、大きなしっぺ返しがもたらされる。そのことすら無視してきたのがこの20年の所業であったのだ。