4月に入ってから、ブログの更新が滞っています。
ごめんなさい。
なぜだか問い合わせや予約件数が急増していまして、また画像処理まで手が回らなくなりつつあります・・・みなさんの参考にしていただけるよう、できるだけ頑張ります。

今回はお顔の脂肪吸引のご紹介です。
キルシェクリニックでは、もっとも相談が多いお顔の脂肪吸引ですが、脂肪吸引単体で解決しそうな患者さんは、意外と多くないものです。
たるみやバッカルファットの存在が、脂肪吸引の仕上がりを邪魔するケースも少なくありません。仕上がりのレベルを高く求めるほど、たるみやバッカルファットは邪魔になってくるでしょう。
特に30代に入ってくると、その傾向は強くなりますが、最近は20代後半でもそういった傾向の患者さんを見かけるようになってきました。これは時代の流れなのかもしれませんね。

当院では、診察のときにバッカルファットがフェイスラインを邪魔しているかどうかやその程度、たるみの部位や程度などについても、細かく診ています。
それ以外にもエラの筋肉や骨格なども参考にしています。
逆に、そこまでしっかりと診察させていただいた上で、ベストなご提案をすることになるので、できるだけスッキリとさせたい!という患者さんのご希望があったときには、バッカルファットやたるみ対策の治療を同時に勧めることがあります。
マイルドな変化で良ければ、たるみ対策はフェイスバンドだけでじゅうぶんですし、バッカルファット切除はほとんどのケースで必要ありません。
ですが、脂肪吸引で大きな変化を求めたときには、併用することがベストな場合もあります。
カウンセリングではそのあたりも丁寧に説明しています。



今回の患者さんは、22歳の女性です。

診察上はバッカルファットがフェイスライン上では触れず、施術前のたるみもなかったので、脂肪吸引単体(ホホ+あご下)の施術を承りました。
こういった患者さんの場合に、バッカルファットを取ってしまったりたるみ対策の治療を加えたとしても、逆にオーバースペックになりますので、意味がありません。
当院では、そういった場合には施術を勧めていませんので、安心してください。
今回も必要なしと判断して、お勧めをしていません。


施術前・正面から

脂肪のボリュームによって、いわゆる「下ぶくれ」と呼ばれるように見えます。
今回の原因は、ほぼ全てが脂肪でした。
また、あごがシャープではなく、平らに見えてしまっています。
いわゆる、「ホームベース型」と呼ばれる輪郭になってしまっています。
首が短く見えてしまっているのも少し残念ですね。


施術前・横から

ホホのボリュームだけでなく、あご下のボリュームが気になります。
また、ホホとあご下の境目があいまいで、フェイスラインがハッキリと見えていません。そのためか、お顔が長く見えてしまっています。


施術は静脈麻酔でぐっすりと眠っている間に行い、施術後は経過観察をさせていただき、じゅうぶんお休みいただいてから元気に歩いておかえりになっています。
麻酔が抜けきっていない状況で帰るのは危険ですので、当院では早く帰すことはありません。元気になって帰れる自信がついてから、帰っていただいています。


施術後3ヶ月・正面から

ホームベース型(五角形)だった輪郭が、とても綺麗な卵型になりました!
当院は脂肪吸引であごのラインも整えますので、あごの平らな感じも改善していますね。
ホホのボリュームも減ってスッキリとしています。
全体として、とても綺麗な輪郭になって小顔に見えるようになりました。
そして、首が長く見えるようになったのも、見逃せないポイントです。
首が細く、長く見えると、お顔がよりスッキリと見えますね。



施術後3ヶ月・横から

こちらもスッキリとしました。
あご下の脂肪がなくなり、シャープなフェイスラインができあがりました。
ホホのボリュームが減って、フェイスラインが少し高めのラインでできあがっているので、施術前より小顔に見えますね。
撮影にはフラッシュを使用していますが、それでもこれだけあご下に影が見えているということは、それだけしっかりと深いフェイスラインができあがった、ということです。


並べて比較してみます。


正面から




横から



いかがでしょうか。
こうやって並べてみると、上で書いている説明が分かりやすいかもしれませんね。
患者さんも、まわりの方から「痩せた!?」と言われることが増えたそうです。
それだけ自然に変化している、ということでもあると思います。
そして、施術前後の変化にも喜んでいただけて、「施術を受けてよかった!」とおっしゃっていただけました。
患者さんに喜んでいただけて、私たちも嬉しかったです。


キルシェクリニックは、患者さんにとってのベストを常に考えています。
その結果として、バッカルファット切除などを勧める場合もありますし、まったく勧めない場合もあります。
勧めた場合でも、それはベストな提案であって、必須ではありません。
脂肪吸引単体で期待できる効果と、デメリットを考えていただき、ご納得いただければ、脂肪吸引単体でも全く問題ありませんし、それで良好な結果を得られている患者さんもたくさんいらっしゃいます。ただ、併用した方がより確実に、さらに良い結果を得られやすい、ということです。
私たちは、与えられた施術の中でベストな結果を提供できるよう、常に全力を尽くしていますので、ご安心ください。

悩みは、人それぞれです。
悩まれている部位の状況も、人それぞれです。
治療法も、人それぞれです。
時間をかけて丁寧に診察して、正確な判断ができるよう心がけていますので、一緒に何がベストの治療法かを考えていきましょう。
フェイスラインに悩まれたときには、お気軽にご相談ください。




【注意事項・脂肪吸引】
1cmくらいの傷からストロー状の管で脂肪を直接吸い出す施術です。
施術時間は部位によって1時間から4時間、眠る麻酔を強くお勧めします。
部位によっては硬膜外麻酔を併用する場合もあります。(太もも・お腹など)
術後には腫れ・(内)出血・痛みなどが2週間程度出る場合があります。
凹凸・ひきつれ・拘縮・色素沈着・たるみ・シワ・しびれ・左右差などが出る可能性があります。
稀に感染なども起きる可能性があります。
ごく稀に大量出血、深部静脈血栓、脂肪塞栓、神経麻痺などの重篤な合併症が起きる可能性もあります。
脂肪吸引はリスクもある大きな施術ですので、安易に選ぶ施術ではありません。脂肪吸引を選ぶ際には時間をかけて慎重に判断してください。
施術費用は部位やモニターの有無によって変わってきますが30万円から70万円(税別・麻酔などの費用は別途)です。






2018年4月の休診日
1(日)・2(月)・6(金)・10(火)・11(水)・15(日)・19(木)・23(月)・26(木)

2018年5月の休診日
2(水)・7(月)・10(木)・14(月)・17(木)・18(金)・22(火)・26(土)・27(日)・31(木)















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