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脳に8mm径の動脈瘤、その対応

2018-07-19 07:37:47 | 日記

家人に追随して簡易脳ドックを受診しました。

2018/04/17受診の脳内造影CTスキャンによって、8mm径の未破裂前交通動脈瘤の存在が確認された。動脈瘤の破裂によるくも膜下出血、術後後遺症の懸念を払拭するために、予防手術を受ける予定にしていました。念のためにWEB情報、関係書籍の精読、統計的確率チェックにより、予防手術について、自分なりにその必要性の可否を検討してみることにしました。

結論としては、下述3点に予防手術を受ける必要性が認められず、予防手術を受けないことにする。 6/11に下した結論です。

①   78歳6ヶ月の死亡率は4.06%、85歳では9.0%であり、0.7%/年程度にすぎない予防手術無しの場合のくも膜下出血+後遺症を気にしない。

②   2016年の前交通動脈からの確定くも膜下出血死亡は、男子75歳以上死亡446千件のうち、死因別では26件とごく少ない。出血部位不明分を案分した推定くも膜下出血死亡でも、同290件に過ぎない。

③   予防手術ガイドラインに抵触する8mm径の予測破裂率は、確定死亡率4%を下回り、更に術後後遺症発現率5~12%を回避する方が安全率は高い。

 結論に至る検討経過

①   図1における動脈瘤発見時75歳の青色斜線は死亡率プロットをすべて下回り、あえて予防手術をする必要のない年齢に、達していることを確認できた。ガイドラインの70歳は、後遺症発現の危機表示線が89歳まで、自然死亡率を上回っており、予防手術を受ける人が居るか否か、それは該当者の選択次第でしょう。

  図1 

 

②   から、75歳以上で確定前交通動脈からのくも膜下出血による、死亡者は26件であり、その確率は58PPMに過ぎず、懸念する危険率は低い。推定前交通動脈からのくも膜下出血による、推定死亡者は290件となるが、その確率は650PPMです。それに自分が該当するとの懸念は無いものと考えます。

  表1 

③   8mm径の未破裂前交通動脈瘤保有者が、予防手術を受ける場合に、日本脳ドック学会のガイドラインの70歳以下なら考慮の余地があるが、78歳超の保有該当者の場合は考慮する必然性は無く、結論①で確認できたように、何もしないことが望ましいと考えます。術後後遺症確率5% >> 前項確率650PPM と2桁の差異です。

8mm径の未破裂前交通動脈瘤を抱えながら、くも膜下出血の予防手術を回避した者として、高血圧と食育・生活管理に努め、杞憂無く、平気に生活していきます。


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