JDSF山形だより (おらんだ ダンス仲間ダベ)

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オペラ・夕鶴

2018-03-22 12:32:46 | 投稿アレコレ
昨日はシェルターなんようホール(文化会館)にてオペラ観賞。

オペラ? あんまり馴染みのない方が多いのではないでしょうか?

戯曲「夕鶴」は坂東玉三郎と渡辺徹が演じた舞台を、今はない銀座のセゾン劇場で観た事はありますが、オペラを観るのは、かく言う小生も初めての体験でした。

オペラについて、みなさんはどんなイメージを持っていますか?
大きなお腹をしたオペラ歌手が、大きな声を張り上げる・・・そんなイメージを持っている人がほとんどではないでしょうか。
そういったネガティヴな印象にもかかわらず、かなり高額のお金を払っても、オペラを観たい!という人が現在でもたくさんいるようです。
特にクラシック音楽を聴く人や、テレビを見ているより生の舞台を観るのが好きという人が、一度でもオペラを生で鑑賞したら、思いっきりハマってしまうかもしれません。
・・・・・とは南陽市を第二のふるさと、と、のたもう総監督の郡 愛子さんの開演前解説でした。

東京で観れば1万円以上するのが、文化庁の芸術文化創造事業補助金のお陰で2千円と格安で観れたのですから本当に幸せですね。
南陽市の文化会館が出来て以来、東京まで行かなくても文化の最先端に触れる機会が増え喜んでいる市民も多いようです。

今回の演目はオペラ・夕鶴
劇作家・木下順二の鶴の恩返しを題材にした戯曲「鶴女房」を團伊玖磨がオペラ化したものとして有名ですね。

鶴の恩返しと言えば、南陽市には夕鶴の里があり、そこでは語り部さんが生で昔話をしてくれるところで知られた居ます。
南陽市の文化施設 ☜クリックしてご覧ください
近くには鶴の羽根で織った布が在るという「鶴布山珍蔵寺」がすぐそばに実在しており、市民には大変親しみのある演目です。

又、小生が現役時代に、木下先生に「夕鶴の里」の活動や歴史的背景を実地に見分していただき、それまで認めていただけなかった「夕鶴」と云う言葉の使用を認知してもらった事や戯曲夕鶴の主役・つう役を1037回も演じたあの山本安英氏が使用した舞台衣装を分けてもらいに天城湯ヶ島温泉の夕鶴記念館まで出かけて行ったこと等が思い出されて、とても感慨深いひと時となりました。↑クリック↑

観賞してとても判り易く一遍でハマってしまいました。
オペラは、セリフをすべて歌ってしまいます。
セリフはみんな歌詞になっていて、役者、つまりオペラ歌手は、歌い続けながら演技をするのです。
伴奏はオーケストラが演奏します。
今回は山形公交響楽団が前10列ほど座席を外しそこで演奏しました。


つう役の佐藤美枝子さんのソプラノと与ひょう役の中鉢聡さんのテノールが山響のオーケストラに乗って朗々と歌い上げるセリフは圧巻でした。


会場を出るみんなの顔が満足げで幸せそうだったのがとても印象的でした。





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