自分では思いっきり、勉強したつもりだけど大学受験のとき、早稲田に受かって うれしかった。 でも、それから当たり前にいいところに就職できるとおもっていたのに石油ショックがあって、就職も思いどおりのとこではなかった。 もっとも、優が12個しかなかったので無理かな。
３年東京でつとめた後、地元に帰ってきて 当たり前のように田舎の会社で経営の一角を担った。 愛する女房と3人の子供や2人の孫に恵まれた人生で、何も不満などはない。
でも、あっという間に人生のエピローグを迎えている。 若い人に仕事の関連とはいっても へりくだったり頭を下げたり 自尊心が崩れるときが多くなっていることに気付くとき、おれは こんなこんな他人から屈辱を受けて、自分を侮蔑するために生きてきたのではない。 馬鹿にするなって。 心の中では慟哭して泣いているのを 誰も知りやしない。
死んだ父や母に会いたいときがあるが、人には言えない。 いい大人がめそめそするなって笑われそうだから。
おれの人生何だったんだ。 まわりの人間 みんなから馬鹿にされ、俺の自尊心どこへ行った。 馬鹿にされて 怒りたくなると心臓がばくばくどきどきする心拍数も180を超えて呼吸困難に陥るから。
毎月そういう具合で一宮温泉病院に世話になってやっと、回復する状態。 そういう感情は極力避けてきたが もう我慢の限界。 来週 心臓の手術する。山梨厚生病院で。 まだ 生きていたいのかな。
来週、世界中を廻って見聞を広めている 医者の愚息が いったん 日本に戻る。
これが 一番の楽しみだ。
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