木彫り倶楽部 more

本来は、木彫り教室のブログでしたが。。。還暦を迎え自然農にはまり、自然からの恵みや日々の気づきを気ままに綴っております。

木のお話❤木裏と木表

2017年04月20日 | 木彫り
皆様❤こんにちは

昨日、夏の子供たち『夏の風に吹かれて』に取り掛かりました❗("⌒∇⌒")



私をはいつも裏面(木表)から彫り始めます。


同じ種類の木でも1枚1枚違うので。
前回の『春うらら』とても素直な彫りやすい板でした。

今回は、ちょっと個性的。
芯の部分に近いせいか、木が若く細いせいかはわかりませんが、朴の木にしては木目がはっきりしすぎてる...f(^^;

多分、木目部分硬いだろうなぁ。。。と思いつつ

ちょっと大袈裟に感じるかもしれませんが、

「はじめまして!よろしくお願いします」の気持ちを込めて彫ります。

裏を彫ると、木の癖(逆目、節、硬さなど)を知ることができるので。

案の定

年輪部分硬い。しかも、かなりな曲者と言うことが解った。意外と目が粗い。暖かいところで早く成長した若く細い木を製材した物のよう。f(^_^)

反りを覚悟しなくてはならないかもしれません。

それでも、うまく折り合えば、美しい木目が生きるはず。

箱ものでは無いので、多少の反りはご愛嬌❤

裏面を彫りながら、「そうか。。。この向きに彫刻刀を入れられるのは嫌ななんだ...」なんて心で呟いています。

口に出したら完璧おかしい人f(^_^)

一先ず、木をなだめながら、裏面全体に彫刻刀を当てました。

裏面完成❤

【ワンポイントアドバイス】
板の表裏は、
木の表皮に近い側を木表
木の中心部 芯に近い側を木裏と言います。



木彫りや表札用(彫りを施す時)には木裏を表側に使います

木は乾燥によって多少の反りが出ます。
その時、表皮側が縮むように反り返ります。


なので、建具や建材用には木表を表側に使います。木裏を表側に使うと、中央が反って盛り上がり、戸が動かなくなるからです。

木彫りや表札では、彫刻した面が乾燥して反るので、逆に木裏を表側として彫ります。反りを相殺するためです。

木表を表面として彫ると、反りがキツくなることがあります。

でも、よく乾かしてある木や、種類、また製材の向き「板目」か「柾目」かに依っても全然違ってきます。

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今日もお立ち寄りくださいましてありがとうございましたm(__)m






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