梅雨が明けたというのに雨模様。
蒸し暑いですが、日差しがないぶん少し
過ごしやすいような気もします。
みなさんはどんな1週間を過ごされましたか?
今週、印象に残った一冊をご紹介します。
金沢 優さんの『もしも高校四年生があったら、
英語を話せるようになるか』です。
もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか
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英会話スクール、オンライン英会話、ハウツー本。
英語を話すこと挫折してきた英語教師、真穂が気づいた今の
英語教育の問題点と新時代の勉強方法とは。
英検準一級、TOEIC930点。
英語の勉強には自信があるが、会話がてんで苦手。
聞き取れないし、会話のスピードについていけない。
そんな英語教師、真穂が偶然出会った英会話教室。
そこには強烈な個性を持ち、とてつもなく流暢に美しく
英語を話すスタッフと学院長がいたのです。
日本英語教育において優秀な成績を取っている方は
多くいると思います。しかし、その反面、会話となると
打って変わって自信をなくしてしまう、という方も
やはり多くいらっしゃるのではないでしょうか。
その理由は何なのでしょう?
日本の中学高校における英語教育の問題点を、具体的に
事例を交えてわかりやすく解説してくれます。
例えば、
『訳しながら話していては時間がかかってしまい、会話が
成立しない』こと。
『無理に日本語の表現に当てはめて訳してしまうため、
英語本来の意味と異なってしまうこと』などなど。
だからこそ、見る→文章を考える→英語に訳す、のではなく
見る→英語で表現することが必要なのです。
つまり、リンゴの絵を見る→リンゴだな→appleだ、ではなくて
リンゴの絵を見る→appleと出てくるようにすること。
ひたすら目にするものを、日本語が頭に入る前に英語で
瞬間的に出す、ということです。これはまさに訓練ですね。
こうした、英語を身につけるためのヒントも散りばめられて
います。
主人公、真穂はこの英会話教室で英語の筋力を鍛え、
その力をつけるとともに教師としても成長していきます。
先生同士の対立や軋轢、生徒の成績なども、
大いに物語を盛り上げてくれます。
青春小説としても楽しめますし、何より英語を話す、という
ことについて考え方・心構えから学び方まで幅広く教えて
くれる、そんな本だと思います。
実際に英語を勉強してきたけれども、どうも話せるように
ならない、といった経験がある方には今後の勉強方法の
ヒントとなり、また過去に英会話を勉強していてやりきれず
に挫折してしまった方には、再度努力してみたい、と思う
気持ちにさせてくれるような一冊です。
先週立てたこの1週間の目標は
●1日1記事を更新する
●イラストに色をつける
でした。無事に達成することができました!
次の一週間も、同じように更新することを自分の目標にします。
〈今週 読了した本〉
『村上海賊の娘(二)』和田竜著
『もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか』
金沢優著
〈現在 読書中の本>
『ペナンブラ氏の24時間書店』
〈今週購入した本〉
なし
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