急に寒くなりましたね。

10月だというのに冬用のコートを着ようかと悩む・・・

今からこんな事では、本番の冬にはあまりの寒さに

冬眠してしまいそうです。

 

みなさんはどんな1週間を過ごされましたか?

 

今週、印象に残った一冊をご紹介します。

吉野源三郎さん著、羽賀翔一 さんイラストの

『漫画 君たちはどう生きるか』です。

 

 

勇気、いじめ、貧困、格差、教養。
人間としてどうあるべきか、どう生きるべきかを考え続ける
コペル君と叔父さん。1937年に出版されて以来、ロングセラー
となっている名著をマンガ化。

父親を亡くし、母親と二人暮らしの少年、コペル君。
母親の弟で目下失業中の、元編集者である叔父さん。
自分と、自分を取り巻く人、世の中の存在を意識し始めた
コペル君は、様々な疑問を抱きます。

学校や、それ以外の場所で起こった出来事をマンガで解説し、
その出来事について、叔父さんはノートに意見を綴ります。
この意見の部分は10~20ページ程度の文章となります。

友達の家が貧しかったこと。ケンカで相手に負けないために
ナポレオンの話を読んでみたいこと。殴られている友達を見て、
仲間ではないふりをしてしまったこと。

おじさんは時に広い視野から、時に自分自身の内面を
見つめるように促しながら、コペル君に助言をします。
それはコペル君の疑問とする部分を補うものです。
コペル君の見たものはコペル君だけのもの。だから、結論は
本人が決めるしかない、と言うのです。

叔父さんはコペル君の感性やものの見方を認め、1人の
立派な人間として誠意を持って接しています。中学生とはいえ、
コペル君が自分の力で物事を考え、解決していこうと思う意欲は、そんな風に叔父さんが接してくれるからなのかもしれません。

友達の家を訪れたら、貧乏だった。殴られる友達を見ても
怖くて知らんふりをしてしまった。
自分が同じ状況になったらどうするか。咄嗟には判断が
つきません。自分が見てきたもの、感じるものに従って自分で
決め、行動するしかないのです。

自分という存在と他者、社会とその関係。
その認識を明確にしたうえで、自分のなすべき事を知る。
それは自分がどうありたいのか、どう生きるのか、ということに
繋がっていくのです。

大勢の中に埋もれ、自身を見出せず不安を感じる10代には、
自分自身を客観的に見つめ、世の中に対して自分は何をして
いくべきなのかを考えるきっかけとなる本であると思います。
彼らの先輩や親となる世代にとっては、自分たちの生き方を
今一度振り返り、後進の者たちに、生きることについて、何を、
どのように伝えていくのかを考えさせてくれる一冊になるのです。
 

 

先週立てたこの1週間の目標は

●1日1記事を更新する

●イラストに色をつける

でした。無事に達成することができました!

次の一週間も、同じように更新することを自分の目標にします。

 


〈今週 読了した本〉

『漫画 君たちはどう生きるか』

『ルビンのツボが割れた』

『肉小説集』

『Mの女』

『先延ばしは1冊のノートでなくなる』

『仕事もプライベートもうまくいく 感情のしくみ』

 


〈現在 読書中の本>

『侵略する豚』

『今のはなんだ 地獄かな』

 

 

〈今週購入した本〉

『漫画 君たちはどう生きるか』

『ルビンのツボが割れた』

『肉小説集』

『Mの女』

『先延ばしは1冊のノートでなくなる』

『仕事もプライベートもうまくいく 感情のしくみ』

『今のはなんだ 地獄かな』

『太宰治の辞書』

『一生折れない自信のつくり方』

『目のつけどころ ものの考え方』

『ダラダラ気分を一瞬で変える小さな習慣』