ひとつの物事を最後までやり遂げることができない

『ひとつの物事を最後までやり遂げることができない』

こんばんは。今日は仕事をしながらでも、ゆったりと過ごしています。感謝。

2018年5月13日（日）＜夜＞の投稿をいたします。

お読みいただけましたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

表題の『ひとつの物事を最後までやり遂げることができない』ことについて書いてみます。

誰であっても『ひとつの物事を最後までやり遂げることができない』という経験をしたことがあるのかなって思います。

自分なりに計画を立てて「さあ！はじめよう」と意気込んでみてみたものの、三日坊主で手が止まり、気づけば放置しているなんてことがあるように思います。

なぜ、ひとつの物事を最後まで（自分が納得できるまで）やり遂げることができないのか････

私がカウンセラーとして、これまで1,500名さま以上の方とカウンセリングを通じて経験させていただいてきたことで培われて身についたカウンセラーとしての観点からお話させていただきます。

『ひとつの物事を最後までやり遂げることができない』人の気持ちって、どんな気持ちなのかなって私は考えたんです。

すると、その人の気持ちって「スネている」のかなって思ったんですよね。

スネている？と思われる方もいらっしゃれば、そうそうと同意される方、よくわからないと感じる方もおいででしょう。

では、その根拠は？と感じられるかと思いますので、次の10項目を根拠として書き出してみますね。

①親に「ことば」によって「理解できる」ようにやり方を説明してもらえなかった

②何度も何度もやり遂げるまで「お手本」をみせてもらえなかった

③『できない』ことを肯定してもらえなかった

④『できた』ことを認めてもらえなかった

⑤自分ができたことを『ほめて』もらえなかった

⑥自分が取り組んでいる過程で、親に「客観的な」意見をもらえなかった

⑦自分が取り組んでいる過程で、否定も肯定もせず「ただ応援だけ」してもらえなかった

⑧自分が途中で諦めそうになったとき、「どうした？最後までやり遂げられそうにないかい？自分が納得できるなら止めてもいいんだよ」などと、『続ける・続けないという選択権』は自分にあるのだということを教えてはもらえなかった

⑨『やり遂げる』という素晴らしさを親の振るまいによって教えてもらえなかった

⑩「いつも」「どんなときも」自分が一番大事だよ、生まれてきてくれて『ありがとう』と言ってはもらえなかった

①～⑩の項目を書き出してみました。読まれた項目の中で「ムカっ」「イラっ」とした文章があれば、それが「してもらえなかったこと」「して欲しかったこと」なのではないかなって私は考えています。

なぜ「ムカっ」「イラっ」としたら図星なのか？

↓

自分が子どものころから我慢し続けていることだから

↓

「そんなことがなぜわかる？」

↓

子どもがひとりで物事をやり遂げるためには、親が優しく温かみのあるかかわりを繰り返し続けて上げることが必要だから

↓

「大人になった今はひとりでやり遂げられるぞ。どう説明する？」

↓

自分の「こころ」のなかに、『厳しい親』のような存在（感覚）が叱咤激励することでやり遂げられているケースと、人から称賛を浴びたいと過度に期待することをモチベーションにしてやり遂げられるケースと、人から「どう思われるかが怖い」という気持ちから強迫的に自分を追い詰めることでやり遂げられるケースといった、3つのケースがあるように私は考えています

↓

「難しすぎてよくわからん」

「ムカっ」「イラっ」

「そうかい」

↓

そのような反応が、スネているということではないでしょうか。

もしスネているのなら、どこからその感情はやってきたのでしょう。

『感情に焦点を当てる』という、自分の感情に注目してみたらなんとなく理解できるかもしれません。

「確かに子どものころは、親はカマってくれなかった」

「いや、親はたっぷりと愛情を注いでくれた」

「これしろ、あれしろとは言われなかった」

「放任主義だった」