お元気ですか?
早いものでもう7月。
人生における涙流出量記録を更新した6月もようやく終わり、月が変わっただけで心構えも一新するから不思議なものです。
来週の今頃は手術の翌日。
刻一刻と手術の日が近づいて、小心者の私は早くもビビり始めて落ち着かず。
肝っ玉かあさんからはほど遠い私です。
主人は今が辛いものだから、「早く終わって欲しい」と言うけれど、私は手術の結果が怖くてたまりません。
手術の前に、主人は私抜きで私の息子たちと膝を交えて話したいのだそう。
「あいつらには父親らしい父親がいないから、代わりに僕が父と息子の話しをしたい。僕の子供は3人じゃなくて5人だ」
この17年間、ずっと父親代わりになって来てくれたけど、主人が「僕の子供は5人」と言ったのは初めて。
自分の服を整理して、息子たちそれぞれにあげる服をまとめ出しました。
3人の身体のサイズは変わらないけど、主人はゆったりと着るのでXL。イマドキの息子たちは、ぴったりとフィットして着るのでM。
「でもサイズが合わないと思うよ」
と言うと、
「これは僕のだと思って持っていて欲しいんだ。あいつらがそう思って持っていてくれることが、僕にとって大事なことなんだ」
「そんな形見分けみたいなことはやめて」とすら怖くて口に出せず、喉まで出かかった言葉を奥歯で嚙み殺しました。
仕分けした物を見ると、こんなにいっぱい。
情けないヨメが瞬間また顔を出しそうになり、「アカン、アカン」と戒めました。
冬の間は枝も細って、枯れてしまったんじゃないかと思っていた庭の片隅に咲く花が、熱波の到来とともに蘇りました。
砂漠に咲く花はなんて強いのでしょう。
なんて逞しいのでしょう。
私は砂漠の花になりたい。
そういえばノリちゃんが、昨日御守りを送ってくれました。
「ご利益満載だよお。何のために何年も修行してると思っているのさ〜笑」
とのメール付き。
あかんたれしていると、元気を出せと力づけてくれて、「ちょっと元気になったよ」というと、「よっしゃ〜♪」と笑わせてくれる。
こちらでコメントやメッセージをくださる方々も含めて、毎日のように誰かが私たちのために心を砕いてくれて、心から応援してくれて、励ましてくれて。
本当に有難い。「ありがとうございます」じゃ足りないけれど、他にお礼の言葉も見つかりません。
心優しい人々のおかげで、今日もなんとか頑張れました。
1日、1日、しっかりと生きていくだけです。
では、お元気で。