人生の扉 | ラスベガス的リタイアの法則

ラスベガス的リタイアの法則

在米30年をハワイと南カリフォルニアで過ごしたのちに、ラスベガスで始めた引退生活。ところが主人が悪性脳腫瘍に。ラスベガス大好き♡なヨメが、愛する主人のために古巣カマリオへ。
主人が天国に行き、ラスベガスに戻って来ました。時に泣きながら、一生懸命生きてます。

Hi everyone!

お元気ですか?

古賀くんが来た翌日に、突然カリフォルニアの友達から連絡がありました。すでにラスベガスに来ているとか。

なぜか彼女が来る時は、いつも誰かと重なる…。うーん

でも今回はせめて1日ズレていたので2年ぶりの再会と相成りました。

こうして2日続けて、主人を家に残して友人と会いに行くのも、本当に久しぶり。
昨日は夕方にお茶しただけですけどね。
ダウン
ささやかなヨメの夜遊び。爆笑

さてついに!主人の抗ガン剤投与は、
明日が最後。イエーイ‼︎
拍手拍手拍手

抗ガン剤による副作用防止のお薬が2つあるので、抗ガン剤が終了すればそれも飲まなくていいだろうし、朝起きた瞬間から寝るまで薬漬けだった生活も、一旦は終わりです。

主人には、いっぱい抵抗もされたけどとりあえず、

「よう頑張ったね」

と労ってあげたい。ラブラブ

放射線治療も本来なら同時に終了する予定でしたが、レイバーデイの祭日と、UCLAに行った日と、そして1日はマシンの故障でスキップしたので、この3日を来週に埋め合わせしなきゃいけないのです。

主人はこの抗ガン治療が終了するのを、どれほど心待ちにしてきたことか。

でも前回UCLAに行った時、オザー先生は、放射線治療はこれで終わるけれど、抗ガン剤は少し休んでまた始まるとおっしゃったんですね。

膠芽腫(グリオブラストーマ)は不治の病だから、可哀想だけれどこの先、治療が完全に終了することはありません。

でも主人は、自分の病名がグリオブラストーマだと知っているだけで、どういう病気なのかの知識はごく僅か。

本人が知りたくないと、知ることを拒否し続けているのです。だからこの治療が終わったらそれで終わりだと思っている様子。

「こんな薬漬けの生活は、できるならもう一生したないわ」

と言うけれど、オザー先生が抗ガン剤は続くとおっしゃった時、主人もいたのです。

病気のせいなのか、聞きたくないことは無意識のうちに忘れてしまうのか…。

オザー先生には、初めてお会いした時にも不治の病だとポロっと聞かされたのに、それも記憶にないのか、あるけど蓋をしてしまったのか…。

でもそれで主人が前向きに治療に取り組むなら、知りたくないモンは知らんでよろしい、と思って来ましたが、実は心の奥底でいつも怯えているのでした。

だって、いつかはどこかで気づくわけだから。

その日が来るのが、主人のために私は怖い。汗

抗ガン剤はいっとき休憩するだけであって、これからずっと飲み続けなければいけないと知ったら…。
ガーンガーンガーン

古賀くんがくれた竹内まりやの『人生の扉』。
聴きました。
そして泣きました。しょぼん

むらさき音符満開の桜や色づく山の紅葉を
      この先いったい何度見ることになるのだろう。
      ひとつひとつ人生の扉を開けては感じるその重さ。
      ひとりひとり愛する人たちのために生きてゆきたいよ。むらさき音符
(作詞作曲:竹内まりや)

2番のこの部分で、涙がはらはらと頬を伝って落ちました。

私も愛する人のために生きていくしかない。

時間は限られているから。
限られた時間でも、与えられただけラッキーだったから。

私も主人のために、主人を護って生きていきたいと思います。

とてもイイ曲なので、もしご存知ない方は、よかったら聴いてみてください。



よく見たら、もう10年も前の曲だったんですね。
知らんかったんは、いつものように浦島花子さんだけやったんかも。爆笑

では、お元気で。

Have a nice day!

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