Hi everyone!
お元気ですか?
昨夜寝る前に、主人に念を押しました。
「明日のカバレロ先生とのアポは7時45分やで。7時15分に家出るからね」
案の定、行きたくないとゴネる67歳。
「アンタなぁ。私が行きたいと思てんの? 私かて行きたないわ。そやけどアンタにために行くねんから、アンタも私にために行かな」
さて今朝。6時にベッドから起き出してお化粧をしていると、主人も起きてきました。
やったら出来るやん。
支度が終わってリビングに出て行くと、主人はまだパジャマ替わりのTシャツ1枚で、カウンターをふきふきの真っ最中。
「何してんの?」
「……」
まだふきふき。
「用意せな!もう出るで!」
「出るて、どこ行くん?」
早うに起きたんは、アポに行くためちゃうかったんかい?
「カバレロ先生とのアポやん。お腹痛いの診てもらうんやんか」
「僕行けへん。1人で行って」
またソレかい?!
ホンマに子供よりタチ悪いわ。
なんとか今日もなだめすかして行ったら、な、なんと!
診察中に寝込んだオトコ。
でね、もう返事がトンチンカンでしょ。
腹痛よりも咳よりも、熱血カバレロ先生のアテンションは主人の過度の傾眠に集中してしまいました。
「ご主人にとっては、いかに楽に過ごせるかが重要なんです」
と熱血先生にかかると、主人はすでに末期患者の扱い。
「奥さんは大丈夫?」
と私のことまで心配してくれるのは有難いけれど、
今日は「熱血ドクター暴走する…の巻」に陥ってしもた…。
だってね、その結果どうなったかというと…。
夕方にカバレロ先生のオフィスから電話があって、
「血液検査の結果が気がかりなので、ロナルド・レーガンメディカルセンターのERにすぐに行ってください。」
ロナルド・レーガンメディカルセンターって、
ウエストウッドのUCLAやんか!
雨降る金曜の夕方の大渋滞の中をUCLAまで行けてか⁈
ドクターから電話があって、すぐにERに行けと指示される熱血は9カ月ぶり。
グッドマン先生に主人の脳に腫瘍が見つかったと聞かされてから、早9カ月が経ったのでした。
するとどうしたってある日のことが蘇って来るわけで…。
あの日も金曜の夜だった。
でもラスベガスと違って、ちょっと着替え取りに帰る、という距離ではないので、念のために私の分の着替えなどもひと通りスーツケースに詰めて持参しました。
ただ受付での待ち時間がほぼなかったのには感心しました。
「暖かい毛布とか飲み物や食べ物が欲しかったら言ってください」
という至れり尽くせりのサービスもさすがUCLA。
来るナース来るナースが、「血液検査の結果も言うほどちゃうし、なんで来たん?」と首を傾げる。
それで熱血先生が暴走したんや、と思い当たったワケです。
遠いところから言われる通りにわざわざ行って、言うほどのモンちゃうかったんやん。
単に熱血先生のフライングやったがな。
でも、
Better safe than sorry.
怠慢して後で後悔するよりはマシ。
とも言うしね。
さてようやく「帰ってエエよ」とドクターに言われてからでも、実際にディスチャージペーパーが来るまで延々と時間がかかるのです。
世界最強の頑固オヤジは、これが待てない。
それでですね、
また自分で針抜く流血事件に突入。
カナンわーー。
そういえば、ERに行かなアカンと私が色々準備していた時に、主人も服着たりしていたのですが、唐突に、
「誰が来るん?」
エエーー⁇ 何を今さら。
「誰も来えへん。UCLAのERに行くんやがな」
「いとこに電話した?」
なんでこの慌ただしい時にいとこやねん。
「ハワード?」
「ちゃう、いとこ」
「ハワード以外にいとこ知らん」
というのはウソやけど、今関係ないやん。
「ほんなら家誰が見てるれるん?」
はぁーーーーー?!もうワケわからん!
でね、ふと見たら、蓋の開いた段ボール箱に新聞紙やナプキンを突っ込んで引きずってますねん。
あ、と思って引き止めたら案の定。
この間新たにオーダーして配達されたばっかりのペンダントライト、また捨てられるとこやった。
このクソ忙しい時に、油断も隙もあれへん。
もうヨメ、ひとりできりきり舞い。
雨の中の運転もめちゃ緊張したし。
病院で主人を載せた車椅子を押したから、足腰にも来たーーー。
車椅子押すのって、大変。
看護師さんとか、スゴイ、と尊敬を新たにしましたとさ。
では、お元気で。
Have a nice day!
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