葵ちゃんも1歳を過ぎ、少しずつ自我が出てきました。

味覚の方も発達してきたようで、前みたいに口に入れたものはなんでも食べてみる、というわけでもなくなってきました。

本によると、BLWでは好き嫌いしない子になる、 ということですが、
その理由が最初からわからないポイントでした。
(以前の記事→ 赤ちゃん的BLWのメリット )

最近それについてちょっと考えていることがあるので、紹介します。

思うに、大事なのは「好き嫌いに名前をつけないこと」なのではないかと思います。 

名前をつける、というのは、「あなたはそれが嫌いなんだね」と言うことです。
なかなか食べない子どもに向かって「みーちゃんはしいたけ嫌いだねえ」と口に出して言うこと。

言葉にすると意識してしまうというのは、誰しもあることだと思います。

なんとなく仲良くなりにくい人でも、
それをあまり意識せずに毎日挨拶したり世間話をしたりしていれば、だいたいうまく付き合える。
だけど一度「あの人苦手」と思ってしまうと、話をするのも嫌になってくる。
その人の陰口を言い出したら、どんどん嫌なところばかり見えてきて避けるようになってしまう。

そんなこと、ないですか?

好き嫌いはたぶん、離乳食の段階では自覚しなくていい。 
だって、赤ちゃんの気持ちなんて気まぐれ。
人参おいしくないなーと思っても、その日はそんな体調だったのかもしれないし、
実は苦手なのはにんじんじゃなくて味付けに使った醤油だったのかもしれないし、
生で食べたらおいしいかもしれない。
来月には食べられるようになっているかもしれない。

だけど「あなたはにんじんが嫌いなのね」と言ってしまったら、
子どもは「わたしはにんじんが嫌いなんだ」と思ってしまいます。
葵ちゃんのお姉ちゃんは、嫌いだと認定した食材は、どんなに調理法を変えてもお皿に入れることすら拒否します。 

BLWの本にはこう書いてあります。
「赤ちゃんが特定の食材を食べなかったとしても気にすることはありません。 
次の日からの食卓にも変わらずその食材を並べましょう。」

BLWは、赤ちゃんの食べムラ、完全スルーです。
「そうなの、今日は食べたくないのね」と温かく見守ります。

やっぱりいつも食べにくい食材っていうのはあるんですが、
それでもたまには口に入れることもあります。
見た瞬間バシュッと豪速球で投げ捨てるものもあります。
でも投げちゃダメとは言いません。
次の日には食べたりします。

苦手意識を持たせないこと。
食べられないダメな自分も意識させないこと。

それが、好き嫌いを作らない秘訣なんじゃないかと思っています。



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追記→「好ききらい2」