4月29日の水曜日、店内での妹の泥酔による乱行騒ぎがまた起こされました。

一昨年の8月に妹の乱行が引き金となって起こされた、警察騒ぎへと発展した

事件のときに、お酒は一切飲まないと妹が誓いを立てたその日から今日まで、

妹が犯した背信行為の回数を思い起こすと、とても虚しい気持ちになります。

 

2ヵ月前からは、こうした出来事が見られていなかっただけに本当に残念です。

もっともなぜ起きなかったと言うと、この2ヵ月間は、妹が乱行を起こさぬように、

私が出番非番に関わらず、お店に常時いるようにしていた成果であったのです。

この事実は、母親と妹のみの日には、乱行が必ず起きることを示唆しています。

 

勤務中の飲酒を発見した場合は、私は妹を帰らせますが母親は帰らせません。

就業規則はあっても、母親は妹に適用しません。もしも明日から私がお勤めを

辞めてしまったら、妹はこれ幸いとばかりに母親の見ている前で毎日泥酔して、

お客とトラブルをよく起こしていた、以前の日常に戻ってしまうことは確実です。

 

The rotten apple injures its neighbor (腐ったリンゴは隣のリンゴを腐らす)

と言った、英語のことわざがあります。これを引用して、私は母親に言います。

「あなたと妹は腐っている。でも腐らしているのはあなた(母親)のほうです」と。

私が他所の腐った物を幾ら撥ねても、母親が妹を腐らせているのは残念です。

 

母親自身の自覚はありませんが、精神的に娘に依存していることは事実です。

妹の方もまた、母親を物理的(金銭的)に依存していることは間違いありません。

この解決には長期的な治療が必要になります。こうした事実をぶつけて見ても、

その場面では頭で理解されても、翌日には依存の感情に支配されるからです。

 

子離れができない、子供への依存が強い母親は、妹からのアプローチがあると、

この子は悪いことをつい仕出かしてしまうけれど、本当は悪い子ではないはず、

私だけでも信じてあげないといけない、と依存することが正しい屁理屈をつけて、

それまでの腐った関係に簡単に戻ってしまい、繰り返し続けることになるのです。

 

子離れができない母親と親離れできない妹の関係について考察してみた場合、

解決策としては、母の居酒屋から妹を解雇することが、一番の近道になります。

しかしどちらの側にもお互いの高い依存度があるので、母親は妹の解雇を毎回

拒否されています。この方法はよほどのことがない限りは禁じ手となっています。

 

いま打てる手段は、母親の持つ妹への依存度を日々薄めていくことが中心です。

母親の心に溜まっている毒素は、一朝一夕で取り除くことはできないと思います。

その前にストレスが高じて私が倒れてしまう、といったシナリオもありそうですが、

母親の正しい良心が、それまでの前に働いてくださったらと、日々思う毎日です。