『私がなぜ、君の牡蠣小屋に来るか、、、わかるかね?』
お客様から呼び止められるといきなり こう問い詰められた。
なじみのお客様で、普段はとても無口な方だ。
(しかし、今日は、したたかに酔ってらっしゃるみたいだ。)
私「えっ!!(´Д`;)そ、そうですね、やっぱり九十九島の牡蠣が美味しいからでしょうか?」
ここの牡蠣が美味しいから来てくれる。なじみのお客様は みんなそうだ。
そのお客様は、何も言わず、じろりと私を見つめる。
ち、ちがうのか(汗
たしか このお客様は近所に住んでらっしゃる!
私「やっぱりお店が近いと、・・・べ、べんりですよね?(゚_゚i)」
(言ってるそばから外れたのがわかった(+_+))
今度はギロリと私を睨みつける!
なんだなんだ(動揺
もう訳がわからない!!((>д<))
酔っ払うとからむ人だったのか??
ずいっと一歩詰め寄り、私の鼻先まで来て、目の奥を覗き込むと、こう言った。
『君が先駆者だからだよ、熊本で牡蠣小屋をはじめた、せ・ん・く・しゃ!!』
そう言うと、金額も聞かずに支払いを済ませ、連れの人に支えられフラフラと去って行かれた。
人生で最も嬉しかった言葉の一つです。今でもこの言葉を胸に、新しい挑戦を続けています。
熊本県にある牡蠣小屋
菊陽・松橋かき小屋 店長の河野です。
毎週、漁師さんから牡蠣をもらうと、まず、牡蠣を一個一個自分の手でチェックします。
まる一日かかることもありますが、お客様にお出しするモノなので大事な作業です。
さて、今週分は良い牡蠣が採れているかな?チェックにとりかかると、いつもより小さめの牡蠣が多いの気づきました。
しかししかし!!
ちいさな粒が、ずっしりと重い!!!これは!!??
そう!コレこそが、九十九島産の牡蠣その物です!小粒の中にもぷりっぷりの実がぎっしり詰まった牡蠣。10年以上前、この牡蠣と出会った時の事を思い出しました!レモンでつるっと食べると、もう他の産地の牡蠣は食べられない!
今週の牡蠣は、まさに九十九島牡蠣です。私の頭の中によぎった言葉、それは【真骨頂】という三文字でした。
【真骨頂】デジタル大辞泉 - 真骨頂の用語解説 - そのものが本来もっている姿。真面目(しんめんもく)。
言葉を調べました。使い方が当たっていたのでホッとしてます。
今週の牡蠣、ご注文の際は、「真骨頂」の牡蠣、とおっしゃっていただきますと、1個サービスしますねー!
ご予約・お問い合わせ
090-9654-1408
(お花見用牡蠣予約受付中、花見行きたーい!)河野まで。
↑焼き牡蠣をご希望の方は、こちらをお読みください
(お電話する前に!)
※パプリカ持参のお客様。曰く「焦がして焦げた部分を剥いて食す」そうです。
Fall Out Boy - HOLD ME TIGHT OR DON'T