豚ヒレ肉、ヘルシーでカツなんかにするには美味しいものの
結構パサついちゃいませんか?特に焼き物メニューの場合…。

タンパク質分解酵素の豊富な果物や野菜の下ろし汁に漬ける、
牛乳や、ヨーグルトからでたホエイに浸すっていうのも良いのですが、
わざわざ下ろすのが面倒(あ、私だけ?)だったり、
つけたあとに再利用できなかったり。
また、漬け汁の為だけにこれらを買いそろえるのも、何だか本末転倒な気がして。

そんなわけで今回はどこのご家庭にも大抵揃っているであろうある調味料を使って、
ヒレ肉のパサつきを抑えた定番メニューのピカタのレシピをご紹介。
時間がたっても柔らかだから、お弁当やサンドイッチにも♪
生バジルや生パセリを刻んで卵液に使うと風味豊かになりますが、
お好きな乾燥ハーブでも、特段無くても大丈夫。

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◎豚ヒレ肉のピカタ

【材料と分量】(約1人前)
・豚ヒレ肉…約130グラム程度
・砂糖…小さじ1程度。適宜加減。
・塩、胡椒…適量
・小麦粉…適量、なければかたくり粉でも大差ない。
<卵液>
・卵…SS寸1個位
・水…小さじ1
・粉チーズ…あればティースプーン1杯程度
・バジルの葉…6枚ほど

【作り方】
(1)豚ヒレ肉はドリップを拭い、適当な厚さに切る。
砂糖を満遍なくまぶしてもみこみ、30分ほどおいておく。
*常温に戻す意味も兼ねています。冷たければもう少しおいておいても。
(2)卵液を作っておく。割りほぐした卵に、
水、刻んだバジル、粉チーズを入れ、よく混ぜておく。
(3)(1)から出ている水気をペーパータオルでよくぬぐう。
まな板などの上に並べ、両面に塩胡椒をし、
均一な厚みに伸ばすなりしたら、小麦粉、卵液の順にくぐらせる。
(4)多めの油を熱したフライパンで(3)を焼く。
中に火が通り、こんがりとなったら完成。
*余った卵液は、焼くときに流し込んでもいいですが、
炒り卵にして炒飯なんかに使う方が、きれいに仕上がります。

そのまま食べても美味しいのですが…
幼少期からやめられない、ケチャップのドバ掛け…。

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…バジル、ごめん。大人になりきれない私を、堪忍。

で、どこがポイントだったかといいますと…序盤のお砂糖ですね。
砂糖には、水の分子をどんどん取り込む親水性と、
一度抱え込んだ水分は離さない保水性という、二つの性質がありまして、
結果ヒレ肉の水分をとじこめて逃がさないというわけです。
お肉に砂糖を打つというこの手法は、しばしば、プロの現場でも使われてますよ(^^)
レストランのお肉が柔らかー!って場合は砂糖が役立っていることも。
この方法はピカタだけでなく、角煮だったり、
チキンソテーだったりにも応用できるので色々試してみてください♪

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